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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 29 /消化器4

炎症性腸疾患 (日比 紀文 編集)



 炎症性腸疾患は、潰瘍性大腸炎とクローン病を二大疾患とする慢性疾患です。日本での患者数は10万人を超え、なお増加傾向にあります。食生活の欧米化や自己免疫などとの関係が検討されていますが、いまだに原因究明には至っていません。そのため根治が難しく、早期の緩解導入および長期の緩解維持を目的とした治療が中心になります。そして、新しい免疫抑制剤、抗体製剤の開発により優れた治療法が登場してきています。
本書は、炎症性腸疾患の概念、疫学から病理・病態、診断、治療まで最新の情報を提供しています。また、巻末の座談会では、患者のQOLを何とかして向上させたいという先生方の熱意が伝わります。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

慶應義塾大学 日比 紀文
第1章 炎症性腸疾患の概念・定義と疫学
概念・定義 東京医科歯科大学 浦牛原幸治ほか 9
炎症性大腸炎、クローン病の疫学 慶應義塾大学 武林  亨  16
第2章 炎症性腸疾患の病理・病態生理
病理
-潰瘍性大腸炎とクローン病の肉眼および病理組織像-
新潟大学 味岡 洋一  21
病態生理
 (1)腸管粘膜免疫 久留米大学 光山 慶一 28
 (2)遺伝的背景 東北大学 野村 栄樹ほか 37
 (3)腸内細菌 滋賀医科大学 藤山 佳秀ほか 46
第3章 炎症性腸疾患の診断
診断手順、診断基準 磐城共立病院 樋渡 信夫ほか 54
病型・重症度分類 防衛医科大学 都築 義和ほか 62
炎症性腸疾患のX線診断 福岡大学 松井 敏幸 71
内視鏡所見 広島大学 岡  志郎ほか 78
第4章 炎症性腸疾患の管理・治療
一般療法・食事指導 国際医療福祉大学 北洞 哲治  85
薬物療法のストラテジー
 (1)潰瘍性大腸炎 弘前大学 山形 和史ほか  96
 (2)クローン病 九州大学 城 由起彦ほか  105
治療薬剤  
 (1)アミノサリチル酸製剤 琉球大学 金城 福則ほか  113
 (2)副腎皮質ステロイド 旭川医科大学 蘆田 知史ほか 120
 (3)免疫抑制剤 慶應義塾大学 矢島 知治 127
 (4)抗体製剤その他 大阪大学 伊藤 裕章 135
白血球除去療法 兵庫医科大学 福永  健ほか 143
外科療法 東北大学 佐々木 巌 152
経過・予後 名古屋大学 渡辺  修ほか 158
癌化サーベイランス 東京大学 渡邉 聡明 165
炎症性腸疾患における医療経済 東住吉森本病院 北野 厚生ほか 174
第5章 ガイドライン
ガイドライン 大船中央病院 上野 文昭 186
座談会 QOL向上を目指した炎症性腸疾患診療の新しい展開
大阪市立大学 押谷 伸英 194
東邦大学 鈴木 康夫

(司会)

慶應義塾大学 日比 紀文  

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