目次

最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 40 /精神3

パニック障害 (竹内 龍雄 編集)



 パニック障害は生涯有病率が2〜5%と推定される頻度の高い不安障害です。早期の適切な薬物療法によって症状の改善が期待できますが、経過は慢性で再発しやすく広場恐怖やうつが合併すると治りにくいと言われています。
 一方、一般にパニック障害の患者さんは、最初精神科や心療内科ではなく、一般内科を受診します。したがって、プライマリケア医の初期対応によって患者さんの予後は大きく左右されことになります。
 本書は、パニック障害患者を診療する場合に生じるさまざまな領域の問題について心得ておくべき最新の情報と必要な知識を余すところなく提供し、これ一冊でパニック障害が分かるように企画されています。是非ご一読ください。
 

論文題名

著者所属

著者名

帝京大学 竹内 龍雄
第1章 概念・定義と疫学
概念とその歴史 金沢大学 越野 好文 9
疫学 東京大学 佐々木 司 17
第2章 症状・経過
症状(パニック発作、予期不安、広場恐怖) メープルクリニック 佐藤 啓二 24
随伴症状、併存障害 昭和大学 高塩  理ほか 34
クオリティー・オブ・ライフ 帝京大学 高橋 千佳 40
経過・予後 北海道大学 傳田 健三 50
第3章 病因・病態仮説
家族・遺伝研究 三重大学 谷井 久志ほか 59
神経化学・神経薬理学的仮説 大分大学 穐吉 條太郎 73
画像研究、神経解剖学的仮説 東京大学 熊野 宏明 80
パニック障害と自律神経・内分泌系 新潟大学 塩入 俊樹 88
パニック障害と睡眠波研究 財団法人神経研究所 井上 雄一 109
パニック障害とストレス、ストレス対処 早稲田大学 野村 忍 123
パニック障害の心理学的理論 東洋英和女学院大学 山田 和夫 131
第4章 診断
診断 帝京大学 中尾 睦宏 148
身体疾患との鑑別 東京大学 坂本 典之 155
精神疾患との鑑別 東京女子医科大学 坂元  薫 165
第5章 管理・治療
パニック障害の医学的管理・療養上の注意 なごやメンタルクリニック 貝谷 久宣 173
薬物療法
 (1)抗うつ薬 大阪市立大学 池谷 俊哉ほか 184
 (2)パニック障害の治療における抗不安薬の位置付けと使い方 杏林大学 田島  治 191
 (3)薬物治療抵抗性パニック障害の対応 国立精神・神経センター 樋口 輝彦 199
精神療法
 (1)認知行動療法(個人) 東海女子大学 陳  峻文 207
 (2)集団認知行動療法 千葉大学 小林 圭介 217
パニック障害の薬物療法と精神療法の併用 千葉大学 清水 英司 228
パニック障害と医療経済
-経済学はパニック障害の治療に使えるか?-
国立病院機構菊池病院 原井 宏明 237
第6章 ガイドライン
パニック障害の治療ガイドライン 帝京大学 竹内 龍雄 250
第7章 座談会
今日のパニック障害臨床 千葉大学 清水 英司 263
東京大学 熊野 宏昭

(司会)

帝京大学 竹内 龍雄  

その他の精神シリーズ
精神1 気分障害 躁うつ病 改訂第2版
神経2 統合失調症
神経4 摂食障害
神経5 睡眠・覚醒障害
神経6 認知症
精神7 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
精神8 心身症
精神9 アルコール依存症


別冊タイトル一覧に戻る

HOME