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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 41 /呼吸器6

結核・非結核性抗酸菌症 (露口 泉夫 編集)



 結核は、決して昔の病気ではありません。現在でも年間3万人の新規発生があります。そして、2007年には結核は感染症法に組み込まれ、新しい対応を迫られることになります。通院治療の問題、すなわち外来での感染対策、服薬確認そして完治に向けての支援体制をどうするかといった問題に直面することになります。さらに、外国人労働者の結核問題など、一歩まちがえば日本の感染状況の逆戻りが懸念されます。
 一方、新しい診断法(Quanti FERON-TB)が保険適用になり、また非常に効果の期待できる新薬が開発されつつあります。 本書では概念、疫学から最新の診断・治療法までが詳細に書かれており、これ一冊で現在の結核診療のすべてが分かる内容です。巻末の座談会では、結核診療の現状と展望について熱く語られています。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

結核予防会大阪病院 露口 泉夫
第1章 概念・定義と疫学
結核感染と発症における「謎」 結核予防会大阪病院 露口 泉夫 9
結核:世界と日本の現状 大阪大学 高鳥毛 敏雄 18
第2章 病理・病態生理
結核症の病理・病態 埼玉県立循環器呼吸器病センター 河端 美則 27
抗酸菌の菌体構造と生物活性 日本BCG製造株式会社 矢野 郁也 38
結核の免疫 国立感染症研究所 阿戸  学 ほか 55
第3章 診断
画像診断、鑑別診断を含めて 奈良医療センター 塚口 勝彦ほか 64
細菌学的診断 茨城東病院 斎藤 武文ほか 73
分子遺伝学的診断 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 松本 智成 82
特異的免疫診断 QuantiFERON-TB 東京病院 川辺 芳子 95
第4章 管理・治療・予防
結核予防法とこれからの結核管理 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 田村 嘉孝 108
化学療法 結核予防会研究所 和田 雅子 118
化学療法の副作用とその対策 呼吸器・アレルギー医療センター 永井 祟之 132
我が国におけるDOTS 大阪市保健所 下内  昭 140
結核の外科的治療 東京病院 中島 由槻 152
結核の院内(施設内)感染対策 東京病院 四元 秀毅 162
結核ワクチン開発の現況と展望 近畿中央胸部疾患センター 岡田 全司 170
第5章 トピックス
小児結核の現状と対策、BCG予防接種 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 高松  勇 184
多剤耐性結核の現況と治療 近畿中央胸部疾患センター 露口 一成 194
HIV感染/AIDSと抗酸菌感染症 東京病院 永井 英明 203
糖尿病、腎透析と結核 千葉東病院 山岸 文雄 211
肺外結核 診断と治療 近畿中央胸部疾患センター 井上 義一 219
肺結核とアスペルギルス症 東京病院 倉島 篤行 227
抗TNFα製剤と結核問題 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 松本 智成 239
第6章 非結核性抗酸菌症
我が国における最近の動向、動態 近畿中央胸部疾患センター 鈴木 克洋 262
分類と診断基準、画像上の特徴 天理よろず相談所病院 田中 栄作 270
治療とその予後 刀根山病院 前倉 亮治 280
第7章 ガイドライン
結核診療ガイドライン 結核予防会複十字病院 尾形 英雄 299
第7章 座談会
結核の根絶を目指して-世界と日本- 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 高嶋 哲也
東京病院 和田 雅子

(司会)

結核予防会大阪病院 露口 泉夫  

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