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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 43 /内分泌3

機能性下垂体腫瘍 (千原 和夫 編集)



 下垂体腫瘍はその多くが良性ですが、ホルモンバランスの崩れによる諸問題に加え腫瘍による周辺組織圧迫が問題になります。ホルモン異常により高血圧や糖尿病などの代謝異常を起していることもあります。
 診断に際しては常に下垂体腫瘍の可能性もあるのだということを念頭に置いていないと見逃してしまうことになります。手術療法の精度は極めて高く、有効な薬剤が開発され薬物療法も期待できます。また、放射線療法も進歩しています。
 本書ではプロラクチノーマ、先端巨大症、クッシング病を中心に概念、疫学から診断・治療法さらにガイドラインまで詳細に書かれており、これ一冊で機能性下垂体腫瘍の全体像が把握できる内容になっています。
 また、巻末の座談会では、エピソードを紹介しながら臨床現場において下垂体腫瘍を見逃さないための方策が具体的に語られています。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

神戸大学 千原 和夫
第1章 概念・定義と疫学
下垂体腫瘍の概念・定義 日本医科大学 寺本 明 9
下垂体腫瘍の疫学 国立保健医療科学院 横山 徹爾 15
第2章 病理・病態生理
機能性下垂体線種の病理組織分類 徳島大学 佐野 壽昭ほか 22
下垂体腫瘍の転写因子 東海大学 江頭  登ほか 30
下垂体腫瘍の病因 東京大学 高野 順子ほか 38
第3章 診断
先端巨大症の診断 神戸大学 置村 康彦 49
プロラクチノーマの診断 東京女子医科大学 三木 伸泰ほか 57
クッシング病の診断 弘前大学 須田 俊宏 67
その他の機能性下垂体腫瘍の診断 群馬大学 山田 正信ほか 74
下垂体腫瘍の画像診断(MRI) 市立岸和田市民病院 藤澤 一朗 82
下垂体腫瘍の眼症状・眼所見 近畿大学 中尾 雄三 89
第4章 治療
先端巨大症の治療ガイドライン 東京女子医科大学 肥塚 直美 97
先端巨大症の薬物療法 北海道大学 清水  力ほか 105
先端巨大症の最近の薬物療法 神戸大学 高橋  裕 113
プロラクチノーマの治療ガイドライン 京都医療センター 島津  章 119
プロラクチノーマの薬物療法 東京女子医科大学 小野 昌美ほか 125
クッシング病の治療ガイドライン 高知大学 田口 崇文ほか 133
クッシング病の薬物療法 東京医科歯科大学 土井  賢ほか 139
クッシング病に対する新規薬剤 高知大学 岩崎 泰正ほか 147
外科治療 虎の門病院 大山 健一ほか 153
機能性下垂体腫瘍に対するガンマナイフの長期治療成績 名古屋共立病院 山田 正三ほか 164
第5章 合併症・予後
先端巨大症の合併症と予後 東京女子医科大学 福田 いずみ 176
プロラクチノーマの合併症と予後 日本医科大学 杉原 仁 183
クッシング病の合併症と予後 浜松医科大学 沖 隆 187
第6章 座談会
下垂体疾患を見逃さないために 東京女子医科大学 高野 加寿恵 208
鹿児島大学 有田 和徳
(司会) 神戸大学 千原 和夫

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