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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 52 /腎6

腎結石・尿路結石 (小川 由英 編集)



腎結石・尿路結石は壮年期の男性に好発し、再発率が高いのが特徴です。食生活の欧米化が関与しており、2005年度の罹患率は男女共に急激に増加しています。また、生活習慣との関連が指摘され、高血圧・高脂血症(脂質異常症)・糖尿病と高い合併率を示しています。結石成分としてはカルシウム含有結石が90%以上を占め、食生活との関連で増加が予想された尿酸結石は増えていません。日本では体外衝撃波砕石術による治療が約90%を占めていますが、合併症・再発の問題があり、症例に適した治療法の選択が必要です。
 本書では、結石形成の原因別に病理・病態を、項目別に診断基準を、症例別に治療法を紹介しています。これ一冊で腎結石・尿路結石診療のすべてが分かる内容です。巻末の座談会では、基礎研究・治療・予防に関する最近の話題および展望について語られています。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

琉球大学 小川 由英
第1章 概念・病因と疫学
結石の発生機序と結石形成 大阪厚生年金病院 小出 卓生 9
尿路結石の構成成分と構築 公立豊岡病院 竹内 秀雄 17
疫学 市立貝塚病院 井口 正典 23
第2章 病理・病態生理
副甲状腺機能亢進症・骨粗鬆症 帝京大学 高見 博ほか 30
シュウ酸カルシウム結石症 埼玉医科大学 諸角 誠人ほか 35
尿細管性アシドーシス・髄質海綿腎 帝京大学 堀江 重郎 41
感染性尿路結石 産業医科大学 松本 哲朗 46
痛風・高尿酸血症 みどりが丘病院 清水 徹 52
シスチン尿症 東京厚生年金病院 赤倉 功一郎 59
2,8-Dihydroxyadenine結石・キサンチン結石 済生会横浜市東部病院 長妻 克己 64
過シュウ酸尿症1型 東京女子医科大学 服部 元史ほか 70
過シュウ酸尿症2型 浜松医科大学 高山 達也ほか 77
小児尿路結石症 東京都清瀬小児科病院 浅沼 宏ほか 83
薬剤による尿路結石 和歌山県立医科大学 柑本 康夫ほか 91
腎盂癌の合併 三井記念病院 山口 千美 97
腎移植後の尿路結石 大阪府急性期・総合医療センター 矢澤 浩治 103
腎嚢胞性疾患と結石 杏林大学 奴田原紀久雄ほか 109
尿路変更と結石 東京電力病院 朝倉 博孝 114
神経因性膀胱と結石 神奈川リハビリテーション病院 田尻 雄大ほか 118
第3章 診断
尿検査・飽和度測定 琉球大学 小川 由英 123
過カルシウム尿症の診断 稲城市立病院 松崎 章二 130
過シュウ酸尿症 浜松医科大学 永田 仁夫ほか 137
低クエン酸尿 新松戸総合病院 有賀 誠司 142
低マグネシウム尿 新松戸総合病院 有賀 誠司ほか 147
高尿酸血症・高尿酸尿 富良野病院 山口 聡 153
尿中高分子物質 金沢医科大学 宮澤 克人ほか 161
画像診断 済生会宇都宮病院 本多 正徳ほか 167
結石様の疼痛と鑑別診断 国際医療福祉大学三田病院 荒川 孝 175
第4章 管理・治療
腎結石の治療 医仁会武田総合病院 東 義人 182
ESWLの適応・禁忌・合併症 三樹会病院 佐藤 嘉一ほか 190
腎杯結石の治療 自治医科大学 戸塚 一彦 196
珊瑚状結石の治療 久留米大学 冨安 克郎ほか 201
馬蹄腎・尿路奇形に合併した結石治療 北里大学 馬場 志郎 206
尿管結石の治療 浜松医科大学 麦谷 荘一 214
Stone streetの治療 日立総合病院 石川 悟 220
高齢者の尿路結石 市立豊中病院 吉村 一宏 225
妊婦の尿路結石 滋賀医科大学 岡田 裕作 231
結石性腎盂腎炎 大浜第一病院 我喜屋 宗久 236
薬物療法 豊川市民病院 伊藤 尊一郎ほか 242
漢方療法 琉球大学 小川 由英 248
結石溶解療法 東京医科大学 秦野 直ほか 255
食事療法 市立貝塚病院 井口 正典 261
シュウ酸分解菌 琉球大学 外間 実裕ほか 268
再発予防 南高井病院 西尾 俊治 273
尿路結石の経過・予後 原三信病院 山口 秋人ほか 280
医療経済 自治医科大学 八木澤 隆 285
第5章 ガイドライン
診療ガイドラインの改訂 富良野病院 山口 聡 292
座談会
腎結石・尿路結石診療の現況と展望 北里大学 馬場 志郎
埼玉医科大学 諸角 誠人
(司会) 琉球大学 小川 由英

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