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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 61 /腎7

糖尿病性腎症 (槇野 博史 編集)



 糖尿病患者の増加に伴い糖尿病性腎症患者も増加の一途をたどっており、透析導入原因の1位となっています。糖尿病性腎症患者では顕性タンパク尿は治療抵抗性であり、より早期の発見・治療が重要です。
 早期発見のための微量アルブミン尿測定の意義は高いのですが、より簡便で高感度マーカーとして血清シスタチンC、トランスフェリンなどの研究が進んでいます。また、血糖および血圧のコントロールが腎症の発症・進展を抑制することがエビデンスとして得られています。患者のより高いQOLのために集約的治療が重要です。
 巻末の座談会では、本疾患を原因とする透析導入を減らすための方策が熱く議論されています。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

岡山大学 槇野 博史
第1章 概念・定義と疫学
概念・定義 旭川医科大学 羽田 勝計 7
疫学 新潟大学 鈴木 芳樹 13
第2章 病理・病態生理
病理 -正常アルブミン尿期の腎組織・機能連関を把握しよう- 北里大学 守屋 達美 24
病態生理 東海大学 豊田 雅夫ほか 34
病因 岡山大学 四方 賢一ほか 70
遺伝素因 理化学研究所 前田 士郎 47
第3章 診断
診断と検査・画像所見 秋田県成人病医療センター 猪股 茂樹 58
病期分類 順天堂大学 谷本 光生ほか 66
第4章 管理・治療
エビデンスに基づいた管理目標 滋賀医科大学 荒木 信一 73
薬物治療(血圧管理) 東北大学 伊藤 貞嘉 80
薬物治療(血糖管理) 滋賀医科大学 宇津 貴 88
薬物治療(脂質管理) 東京慈恵会医科大学ー 宇都宮 一典 96
保存期腎不全の治療 東京女子医科大学 馬場園 哲也 103
透析療法 横浜中央病院 海津 嘉蔵 113
集約的治療 東北労災病院 赤井 裕輝 121
食事療法 金沢医科大学 古家 大祐 131
病診連携 岡山大学 前島 洋平 138
医療経済 国際医療福祉大学 池田 俊也 145
座談会
糖尿病性腎症による透析患者の減少は可能か? 岡山大学 槇野 博史 153
旭川医科大学 羽田 勝計
虎の門病院 原 茂子

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