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最新医学別冊新しい診断と治療のABC 66 /精神6

認知症 (三村 將 編集)



 認知症は後天的な脳の器質的障害により,いったん正常に発達した知能が低下した状態をいい,高齢化社会の中で有病率の上がっている疾患であります.認知症の中でもっとも頻度の高いのはアルツハイマー型認知症であり,次いで脳血管性認知症,レビー小体型認知症,前頭側頭型認知症があり,要介護認定者のおよそ2人に1人が認知症であるとも言われています.また認知症は患者のみならず介護者にとっても負担の大きな疾患でもあります.
 本書では,認知症の概念,定義から病理・病態,代表的な疾患や関連疾患,診断・治療,ガイドラインまで,認知症に関する最新の情報を提供しています.
 巻末の座談会では,認知症の過去・現在・未来についても熱心に語られています.是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

昭和大学 三村 將
第1章 概念・定義と疫学
概念・定義 神戸学院大学 博野 信次 9
疫学・一般有病率 東北大学 目黒 謙一 16
第2章 病理・病態生理
神経病理 美原記念病院 高尾 昌樹 25
病態生理 東京都精神医学総合研究所 秋山 治彦 35
神経化学的基盤 大阪大学 田中 稔久 49
第3章 診断
代表的疾患 
 1. アルツハイマー病 滋賀県立成人病センター 松田 実 61
 2. レビー小体型認知症 筑波大学 水上 勝義 72
 3. 前頭側頭葉変性症(FTLD) 熊本大学 遊亀 誠二 81
 4. 血管性認知症 秋田県立脳血管研究センター 山ア 貴史 92
 5. 正常圧水頭症 大阪大学 數井 裕光 107
関連疾患
 1. うつ病(仮性認知症) 順天堂越谷病院 馬場 元 117
 2. 遅発性パラフレニー 慶應義塾大学 古茶 大樹 125
 3. 軽度認知障害 浴風会病院 古田 伸夫 131
検査所見
 1. 神経心理学的所見 慶應義塾大学 田渕 肇 140
 2. 生化学的マーカー 岡山大学 東海林 幹夫 148
画像所見
 1. MRI 埼玉医科大学 松田 博史 161
 2. SPECT・PET 東京都老人総合研究所 石井 賢二 170
第4章 管理・治療
薬物療法 
 1. 中核症状 香川大学 中村 祐 179
 2. 周辺症状 資生会八事病院 仲秋 秀太郎 192
 3. 新たな治療薬(ワクチン療法含む) 順天堂大学 田平 武 210
非薬物療法 
 1. 認知リハビリテーション 東京学芸大学 松田 修 223
 2. 介護者への対応 NPO認知症の人とみんなのサポートセンター 沖田 裕子 229
 3. 認知症の予防 東京都老人総合研究所 矢冨 直美 235
対応
 1. 病名告知 日本社会事業大学 今井 幸充 243
 2. 運転適性 高知大学医学部 上村 直人 251
 3. 成年後見 昭和大学横浜市北部病院 吉益 晴夫 259
第5章 ガイドライン
アルツハイマー病治療のガイドライン 認知症介護研究・研修東京センター 本間 昭 267
座談会
認知症:過去、現在、未来 昭和大学 三村 將 275
聖マリアンナ医科大学 山口 登
筑波大学 朝田 隆

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