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最新医学別冊新しい診断と治療のABC 67 /免疫6

全身性エリテマトーデス (竹内 勤 編集)



 全身性エリテマトーデス(SLE)は,自己免疫疾患のプロトタイプであり,種々の免疫細胞機能異常が観察され,全身の多岐にわたり臨床症状が出現する疾患である.
 かつて5年生存率が50%という生命を脅かす疾患であったが,治療法の進歩により現在は90%を超えるまで予後は改善した.その一方,10年,20年生存率は依然十分とはいえない.治療法の評価に関する議論が絶えず,半世紀にわたって世界的新薬が登場してこなかったSLEではあるが,2009年抗BAFF抗体の国際的な治験成功は記憶に新しい.
 本書では,SLEの病因・病態解析の最新情報,診断・活動性評価の現状,治療の課題と今後の展望について種々の情報を提供しています.
 巻末の座談会では,SLEの最新の診断・評価・治療法について熱心に語られています.是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

慶應義塾大学 竹内 勤
第1章 概念・定義と疫学
概念・定義 京都大学 三森 経世 9
抗リン脂質抗体症候群 北海道大学 渥美 達也 16
疫学 東京大学 島根 謙一 24
予後 慶應義塾大学 亀田 秀人 31
第2章 病理・病態生理
病理 愛媛大学 宮崎 龍彦ほか 39
病態生理 北里大学 廣畑 俊成 48
病因 筑波大学 土屋 尚之 58
第3章 診断
診断 順天堂大学 崎 芳成 72
検査所見 自治医科大学 松本 和子ほか 83
画像所見 藤田保健衛生大学 水谷 昭衛ほか 92
腎生検所見 群馬大学 廣村 桂樹ほか 103
鑑別診断 佐賀大学 長澤 浩平 112
第4章 管理・治療
薬物療法・選択基準 産業医科大学 田中 良哉 120
治療評価・活動性評価
(SLEDAI/BILAG/SLICCなど)
千葉大学 池田 啓ほか 131
治療薬剤:
. ステロイド剤 東邦大学 川合 眞一 142
. 免疫抑制薬 東海大学 鈴木 康夫ほか 155
 生物学的製剤 東京医科歯科大学 針谷 正祥 167
補助療法:
 高血圧、脂質異常症、血栓症 大阪市立大学 後藤 仁志 178
 血漿交換 順天堂東京江東高齢者医療センター 津田 裕士ほか 188
 透析療法 杏林大学 有村 義宏 197
外科療法:合併症としてのステロイド性大腿骨頭壊死に対する外科的治療 京都府立大学 上島 圭一郎ほか 204
誘因に対する管理・指導 横浜市立大学 石ヶ坪 良明 212
妊娠・出産時の対応 国立成育医療センター 村島 温子 221
第5章 ガイドライン
ガイドライン/治療の手引き 国立国際医療センター 三森 明夫 229
座談会
全身性エリテマトーデス:
最新の診断・評価・治療
慶應義塾大学 竹内 勤 236
北海道大学 小池 隆夫
東京大学 山本 一彦

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