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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 80 /腎8

ネフローゼ症候群  (今井 圓裕 編集)



 著しい蛋白尿により低蛋白血漿をきたし,浮腫を合併するような病態を示すネフローゼ症候群の原因は,未だに分かっておりません.糸球体上皮細胞障害がおこることが必須と言われていますが,上皮障害を起こすメカニズムは不明のままです.
 一方,腎生検レジストリーやネフローゼ症候群の前向きコホート研究により,ネフローゼ症候群の実態が明らかにされてきました.治療面でもステロイド単独療法,ステロイドパルス療法,ステロイド+免疫抑制薬の有効性に関する臨床試験の成果が集積され,メタ解析も行われるようになってきています.
 本誌ではネフローゼ症候群の定義,疫学,病態生理,病理などの総論に加え病理型に基づく原因と治療に分けて執筆をお願いました.
 ネフローゼ症候群の成書として是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

中山寺いまいクリニック 今井 圓裕
眼で見るネフローゼ症候群 中山寺いまいクリニック 今井 圓裕
第1章 概念・定義と疫学
疾患概念・定義 中山寺いまいクリニック 今井 圓裕 15
ネフローゼ症候群の疫学 岡山大学 杉山 斉ほか 19
第2章 病理・病態生理
ネフローゼ症候群を来す腎疾患の病理 筑波大学 長田 道夫 28
ネフローゼ症候群の病態生理 名古屋大学 丸山 彰一 38
病因 
 1.微小変化型ネフローゼ症候群 筑波大学 山縣 邦弘 46
 2.巣状分節性糸球体硬化症 東京大学 篠原 明成ほか 54
 3.膜性腎症 金沢医科大学 横山 仁ほか 60
 4.膜性増殖性糸球体硬化症 T型,V型 新潟大学 金子 佳賢ほか 69
 5.膜性増殖性糸球体硬化症 U型 名古屋大学 水野 正司 75
 6.糖尿病性腎症 金沢医科大学 金崎 啓造 84
 7.ループス腎炎 富山県立中央病院 山端 潤也ほか 94
 8.アミロイド―シス 大阪大学 猪阪 善隆 100
第3章 診断
鑑別診断 藤田保健衛生大学 湯澤 由紀夫 107
検査所見 山形大学 今田 恒夫 118
第4章 管理・治療
保存的治療 宮崎大学 藤元 昭一ほか 127
抗凝固療法 東北大学 奥田 拓史ほか 135
グルココルチコイド・免疫抑制薬 大阪大学 寺西 順哉ほか 143
微小変化型ネフローゼ症候群の治療 福井大学 岩野 正之ほか 156
巣状分節性糸球体硬化症の治療 東北大学 佐藤 博 165
膜性腎症の治療 九州大学 江里口 雅裕ほか 173
糖尿病性腎症の治療 旭川医科大学 羽田 勝計 185
ループス腎炎の治療 名古屋大学 坪井 直毅 192
アミロイド―シスの治療 埼玉医科だ学 岡田 浩一 206
リツキシマブ 東京女子医科大学 武井 卓ほか 215
LDLアフェレシス 北野病院 武曾 惠理 224
高齢者ネフローゼ症候群 金沢医科大学 横山 仁ほか 233
第5章 ガイドライン
ガイドライン 神戸大学 西 慎一 242
座談会
ネフローゼ症候群の診療は新しい時代へ
−ガイドラインに基づく治療−
金沢医科大学 横山 仁 251
神戸大学 西 慎一
中山寺いまいクリニック 今井 圓裕

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