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最新医学別冊 新しい診断と治療のABC 83 /精神9

アルコール依存症  (齋藤 利和  編集)



  我が国における日本酒換算5合以上の多量飲酒者は200万人と言われ,そのうち国際疾病分類(ICD)-10の診断基準に基づくアルコール依存症患者の有病率は80万人を超えると推計されています.その一方で,厚生労働省の患者調査ではアルコール依存症として治療を受けているのは5万人程度と言われており,多くのアルコール依存症患者が精神科による専門治療を受けていないことを意味しております.したがって今後ますます正しい診断や治療法の充実が求められております.
 本誌では,アルコール依存症の概念・定義,疫学,病態,診断,治療について網羅し,関連障害についてもまとめました.アルコール依存症の専門医以外の方でも読みやすい内容です.
 この分野の成書として是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

札幌医科大学 齋藤 利和
眼で見るアルコール依存症 札幌医科大学 齋藤 利和
第1章 概念・定義と疫学
概念・定義 北海道文教大学 池田 官司 13
疫学 鳥取大学 尾崎 米厚 20
第2章 病理・病態生理
病理・画像所見 杏林大学 松井 敏史ほか 30
病態生理
 1.神経科学 東京都医学総合研究所 池田 和隆 44
 2.行動薬理 星薬科大学 芝崎 真裕ほか 51
アルコール代謝とアルコール依存症 山口大学 白鳥 彩子ほか 58
第3章 診断
診断 東京慈恵会医科大学 宮田 久嗣ほか 66
生物学的マーカー(バイオマーカー) 札幌医科大学 相馬 仁 75
第4章 治療
アルコール使用障害(軽症アルコール依存症)の治療 肥前精神医療センター 杠 岳文ほか 85
アルコール依存症の精神療法 三重県立こころの医療センター 長 徹二 93
アルコール依存症の医療機関におけるリハビリテ―ション 医療法人信和会高嶺病院 田中 増郎ほか 101
断酒療法がうまくいかなかったときの工夫
(節酒療法、動機づけ面接法、ごほうび療法など)
埼玉県立精神医療センター 成瀬 暢也 108
地域における治療(地域ネットワーク) 医療法人北仁会 石橋病院 白坂 知信ほか 118
自助グループ ひがし布施クリニック 辻本 士郎 126
家族への支援 北海道立精神保健福祉センター 田辺 等 135
衝動・逸脱行動に対する対処 国立精神・神経医療研究センター 松本 俊彦 143
アルコール離脱(退薬)期の対応(薬物療法を中心に) 社会医療法人栗山会飯田病院 小宮山 徳太郎 152
嫌酒薬,抗渇望薬の使用法 久里浜アルコール症センター 佐久間 寛之ほか 161
併存精神症状への対処 (薬物療法を中心に) 産業医科大学 中野 和歌子ほか 169
未来の細胞療法 札幌医科大学 鵜飼 渉 177
第5章 アルコール依存症の関連障害
アルコール関連脳神経系障害 大阪医科大学 米田 博 188
アルコール精神病性障害・残遺精神病 千葉大学 櫻井 大路ほか 195
アダルト・チルドレンとDV 原宿カウンセリングセンター 信田 さよ子 202

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