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最新醫學別冊 診断と治療のABC 141 

うつ病と双極性障害  (井上 猛 編集)


 
 最新醫學別冊 診断と治療ABC第41回は「うつ病と双極性障害」です.

 気分に異常が見られる状態は古代ギリシア時代から知られており,紀元前400年ごろヒポクラテスが今日でも「うつ」を意味する「メランコリー」や「躁」を意味する「マニー」という概念を用いてその病態を説明し,その後19世紀後半にクレペリンにより今日の躁うつ病の概念が確立したと言われています.
うつ病の診断はベテラン精神科医でも難しく,うつ病の概念と診断を明確に理解する必要があります.また初期症状はうつ病でも長期にわたる経過観察により双極性障害であったり,難治性のうつ病は双極性障害の可能性もあります. 本誌ではうつ病と双極性障害の概念・定義,疫学,遺伝要因,成因仮説をはじめ,診断,薬物療法,認知行動療法,電気けいれん療法,心理教育,リワークや児童思春期のうつ病,高齢者気分障害,難治性うつ病,産業メンタルヘルス等,うつ病と双極性障害に関する最新の情報を分かりやすくまとめました.
是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

東京医科大学 井上 猛
眼で見るうつ病と双極性障害 東京医科大学 井上 猛
第1章 概念・定義と疫学
概念・定義 近畿大学 白川 治
疫学 国立精神・神経医療研究センター 馬場 俊明
第2章 病因・病態
遺伝 大阪医科大学 金沢 徹文
成因仮説 国立精神・神経センター神経研究所 功刀 浩
脳画像から見た形態学的異常  東京医科大学 藤村 洋太
精神病理 虎の門病院 大前 晋
第3章 診断
うつ病の診断(鑑別診断を含む) 東京女子医科大学 大坪 天平
双極性障害の診断(鑑別診断を含む) 伊敷病院 阿部 又一郎
第4章 管理・治療
うつ病の治療 東京慈恵会医科大学 忽滑谷 和孝
双極性障害の治療 KKR札幌医療センター 田中 輝明
治療薬剤 
 1.抗うつ薬 関西医科大学 加藤 正樹
 2.気分安定薬 大分大学 寺尾 岳
 3.抗精神病薬 藤田保健衛生大学 大矢 一登
認知行動療法 北大通こころのクリニック 北川 信樹
電気けいれん療法  東京医療学院大学 上田 諭
心理教育 森メンタルクリニック 森 博史
経頭蓋磁気刺激療法(rTMS) 東京慈恵会医科大学 鬼頭 伸輔
リワーク メディカルケア虎ノ門 五十嵐 良雄   
経過と予後:GLADS研究の紹介も含めて 京都大学 古川 壽亮   
気分障害の経済的側面 慶應義塾大学 山内 慶太
第5章 診断・治療(各論)
児童・思春期うつ病の診断と治療 東京医科大学茨城医療センター 桝屋 二郎
高齢者気分障害の診断と治療 順天堂大学 馬場 元
難治性うつ病の診断と治療 杏林大学 野崎 和博
急速交代型の診断と治療 青森県立中央病院 鈴木 克治
混合性うつ病・混合性躁病の診断と治療 十全会Jクリニック 武島 稔
気分障害と自殺、自傷行為 筑波大学 太刀川 弘和
産業メンタルヘルスにおける気分障害 大阪市立大学 井上 幸紀
緩和医療における気分障害 岡山大学 山田 了士
第5章 ガイドライン
うつ病の治療ガイドライン 信州大学 杉山 暢宏
双極性障害の治療ガイドライン 東北医科薬科大学 山田 和男
コラム
月経前気分不快症候群(PMDD) 跡見学園女子大学 宮岡 佳子
選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)によるアパシー症候群 野﨑クリニック 辻 敬一郎


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