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最新医学 59巻6号(通巻730号)

特集 悪性リンパ腫の診断と治療 −最近の進歩−



「最新医学」6 月特集は「悪性リンパ腫の診断と治療 −最近の進歩−」です。ここ10年で悪性リンパ腫の診断と治療は大きく進歩しています。1つは進行aggressiveリンパ腫でCHOP療法が標準的治療と再認識されたこと、次いで、日常診療に不可欠な臨床情報に基づく国際予後指標の提唱、これらがaggressiveリンパ腫の診療と治療研究の方向性に決定的な影響を与えました。以後、分子生物学、遺伝子学などの進歩に伴い、腫瘍細胞の起源、特性、臨床病態の理解が進みREAL分類、次いでWHO分類が提唱されました。そして、抗CD20モノクローナル抗体が登場し画期的な分子標的治療へと進んできました。本特集ではこれらの研究成果と診断・治療に与えた意義、遺伝子研究や画像解析診断などの最先端の研究成果を含め、第一線の研究者が分かり易く解説しています。悪性リンパ腫研究の現状と今後目指すべき方向を知る上で絶好の書です。是非お読み下さい。


論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 東海大学 堀田知光 1133
[アプローチ]
変貌しつつある悪性リンパ腫の診断と治療 東海大学 堀田知光 1135
[診断・病態評価の進歩]
WHO 分類と疾患概念の変遷 岡山大学 吉野正 1141
悪性リンパ腫の分子病態 京都府立医科大学 野村憲一ほか 1148
リスク因子と予後
―代理指標から特異的指標へ―
国立名古屋病院 永井宏和 1155
画像診断の進歩
―PET,Ga SPECT,CT,MR 拡散強調画像―
東海大学 高原太郎 1162
[新たな標準的治療への動向]
ホジキンリンパ腫に対する治療戦略
―最近の進歩―
愛知県がんセンター 小椋美知則 1168
限局期 aggressive リンパ腫 鹿児島大学 魚住公治 1183
進行期 aggressive リンパ腫 (財)癌研究会附属病院 畠清彦ほか 1188
[標準的治療確立に向けて]
濾胞性リンパ腫 国立がんセンター中央病院 渡辺隆 1192
胃 MALT リンパ腫 国立がんセンター東病院 小島隆嗣ほか 1197
マントル細胞リンパ腫の治療法 東京慈恵会医科大学 薄井紀子ほか 1204
バーキットリンパ腫 札幌北楡病院 笠井正晴ほか 1213
成人T細胞白血病/リンパ腫 長崎大学 福島卓也 1221
NK 細胞リンパ腫 三重大学 山口素子 1228
           
エッセー  
解剖学者がみたミケランジェロの彫刻(6)
ミケランジェロの生い立ち 
 1.カプレーゼ,セッテニャーノそしてフィレンツェ
金沢医科大学 篠原治道 1234
   
対談
細胞生物学・遺伝子生物学から見た医科学の展開
(第15回)
大阪大学 審良静男 1238

(聞き手)

理化学研究所 豊島久真男
       
トピックス
骨髄由来細胞の消化管上皮細胞への分化 東京医科歯科大学 岡本隆一 1252
転写抑制因子 NRSF の心筋胎児型遺伝子発現
および心筋形質維持における役割
京都大学 桑原宏一郎 1257
肝癌の DNA マイクロアレイ 山口大学 飯塚徳男 1263
           

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