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最新医学 60巻9月増刊号(通巻750号)

特集 臨床遺伝子学’05-多因子遺伝病研究の最前線-



単一遺伝子病に対して、多くの"ありふれた病気"は、複数の遺伝子および環境因子がその発症・進展に関係する『多因子遺伝病』と言われています。ポストゲノム研究によって種々の疾患の病因となる遺伝子異常や疾患関連遺伝子多型が同定され、その知見に基づく分子病態の解明、診断・治療法の開発が進行しており、それらの幾つかは臨床に応用され成果を上げつつあります。特に今回は巻頭座談会を設け、本研究の基本的解説から展望までを笹月健彦先生、中村祐輔先生そして鎌谷直之先生に話し合ってもらい本論のアプローチとしています。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 東京女子医科大学 鎌谷 直之 1955
[座談会] 多因子遺伝病研究の最前線
国立国際医療センター 笹月 健彦 1958
東京大学 中村 祐輔
(司会) 東京女子医科大学 鎌谷 直之
[多因子遺伝病研究の手法]
(1)連鎖解析 九州大学 山本  健 1966
(2)連鎖不平衡を用いた解析 理化学研究所 角田 達彦 1975
(3)双生児研究法 石川県立看護大学 大木 秀一 1986
[多因子遺伝病としての神経疾患]
認知症 大阪大学 紙野 晃人ほか 1993
躁うつ病(双極性障害) 理化学研究所 加藤 忠史 2002
統合失調症 筑波大学 有波 忠雄 2010
パーキンソン病 ケンブリッジ大学 水田 治夫ほか 2020
[多因子遺伝病としての循環器疾患]
心筋梗塞 理化学研究所 尾崎 浩一ほか 2026
心筋症 東京女子医科大学 松岡瑠美子 2035
高血圧症 愛媛大学 名倉  潤 2042
[多因子遺伝病としての代謝内分泌疾患]
糖尿病 東京女子医科大学 岩崎 直子 2050
肥満 理化学研究所 堀田 紀久子 2060
低HDLコレステロール血症とABCA1遺伝子
-SNP解析を基盤とした疾患関連遺伝子研究の問題点-
日本医科大学 中島 敏晶 2070
成長障害(微小成長遺伝子) 国立成育医療センター 緒方  勤 2078
自己免疫性甲状腺疾患 国立国際医療センター 白澤 専二 2087
[多因子遺伝病としての消化器疾患]
クローン病 理化学研究所 山崎 慶子ほか 2095
[多因子遺伝病としてのリウマチアレルギー疾患]
変形性関節症とその原因遺伝子へのアプローチ 理化学研究所 池川 志郎 2103
関節リウマチ 東京大学 山本 一彦ほか 2111
全身性エリテマトーデス 東京大学 土屋 尚之 2120
強皮症と成人発症Still病 東京女子医科大学 川口 鎮司 2131
気管支喘息 京都大学 呉  艶玲ほか 2139
[多因子遺伝病としての悪性腫瘍]
乳癌 東京医科歯科大学 三木 義男 2147
消化器癌 札幌医科大学 山本 博幸ほか 2156
[その他]
多因子遺伝病としての川崎病 理化学研究所 尾内 善広ほか 2166
多因子遺伝病としての慢性腎炎の解析の現状 東京女子医科大学 武井  卓ほか 2173
多因子遺伝病としての乾癬 東海大学 岡   晃ほか 2180
薬物反応答性と遺伝子多型 国立医薬品食品衛生研究所 齋藤 嘉朗ほか 2191
多因子遺伝病研究と診療の倫理問題 信州大学 福嶋 義光 2200

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