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最新医学 60巻10号(通巻751号)

特集 不整脈における分子機構



 「最新医学」10月特集は「不整脈の分子機構」です。近年の分子生物学の発展は、心筋の電気活動の基本要素であるイオンチャネルの実態と構造を明らかにし、その機能発現の分子機構と様々な因子による多様な機能発現が解明されるきっかけとなっています。特にQT延長症候群などイオンチャネルの遺伝子異常による不整脈疾患の遺伝子・分子レベルの解明が病態発現機構や治療法・予後規定因子への解明、新たなチャネル病の発見にも繋がることが期待されます。
 本特集では「遺伝性不整脈の診断と発生機構」、「遺伝性不整脈の病態」、「不整脈病態と分子基盤」、「不整脈治療の分子標的」の4つのテーマについて国内の最前線で活躍されている先生方が解説しています。中でも「遺伝性不整脈の診断と発症機構」では不整脈の原因究明研究の遺伝学的側面からの現状や小児における診断学的アプローチと対策、HERGチャネルの膜移送過程とその障害を中心に最近の研究の進展などについて解説しています。また「遺伝性不整脈の病態」ではQT延長症候群・QT短縮症候群・Brugada症候群、カテコラミン感受性多型心室頻拍、不整脈源性右室心筋症等といった不整脈疾患について病態とその発症機序を中心に解説しています。その他にも不整脈の機序・病態に関する最新の研究成果について第一線の研究者が解説しています。
 不整脈研究の現状と今度の展開を知る絶好の書です。是非ご一読下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論:不整脈の分子機構 東京医科歯科大学 平岡 昌和 2221
[アプローチ]
イオンチャネルの分子生物学と不整脈 東京医科歯科大学 平岡 昌和 2223
[遺伝性不整脈の診断と発生機構]
不整脈疾患の遺伝学的特徴 東京医科歯科大学 木村 彰方 2233
不整脈疾患の診断学的アプローチと対策 東京女子医科大学 松岡 瑠美子 2240
心臓チャネル病の発生機構
-特に膜タンパク輸送障害-
東京医科歯科大学 古川 哲史 2246
[遺伝性不整脈の病態]
遺伝性QT延長・短縮症候群 滋賀医科大学 堀江  稔 2254
Brugada症候群とNaチャネル病 北海道大学 佐々木孝治ほか 2261
カテコールアミン誘発性多形性心室頻拍 新潟大学 相澤 義泰ほか 2267
不整脈源性右室心筋症 東京女子医科大学 萩原 誠久ほか 2273
[不整脈病態と分子基盤]
遺伝子多型と不整脈 国立循環器病センター 清水  渉 2280
不整脈病態におけるゲノミクス 名古屋大学 李  鐘國ほか 2286
心不全における不整脈の分子基盤 山口大学 清水 昭彦ほか 2294
心房細動とチャネルのリモデリング (財)心臓血管研究所 常田 孝幸ほか 2303
[不整脈治療の分子標的]
薬剤誘発性QT延長症候群の分子基盤とその防止策 名古屋大学 神谷香一郎 2309
分子標的を目指した不整脈治療 千葉大学 中谷 清昭 2317
エッセー  
解剖学者が見たミケランジェロの彫刻(22)
パンディーニのピエタとサン・ピエトロ大聖堂
金沢医科大学 篠原 治道 2326
対談
生活習慣病の現状と未来(第7回)
 生活習慣病予防の科学的根拠
国立健康・栄養研究所 佐々木 敏 2332

(聞き手)

女子栄養大学 香川 靖雄
トピックス
アルツハイマー病の画像診断 国立長寿医療センター 新畑  豊ほか 2344
ケモカインと炎症性腸疾患 エーザイ(株)筑波研究所 久保井良和ほか 2350

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