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目次

最新医学 60巻12号(通巻753号)

特集 特発性肺線維症とその周辺-治療の最前線-



「最新医学」12月特集は「特発性肺線維症とその周辺-治療の最前線-」です。特発性肺線維症(IPF)は特発性間質性肺炎(IIPs)といわれる原因不明の間質性肺炎の内50〜60%を占める最も代表的な疾患です。病理組織学的には肺胞壁を病変の主座とした著明な線維化と蜂巣肺形成を伴う事を特徴とし、臨床的には50歳以上の男性・喫煙者に多く認められ緩慢な発症と経過を辿る予後不良な疾患です。本疾患の概念と臨床診断基準については従来の基準から医学的進歩をとりいれ国際的整合性を目的として、厚生労働省びまん性肺疾患研究班と日本呼吸器学会が共同で第4次の改訂を2004年に行いました。特に本疾患の診断にあたっては膠原病肺、じん肺症などの原因が明らかな疾患を除外し、更に非特異性間質性肺炎(NSIP)などとの鑑別が必要になります。
 本特集では特発性肺線維症を中心に、その細胞分子病態、診断の進め方、従来の治療と今後期待される薬剤の開発状況、鑑別すべき周辺疾患について国内第一線で活躍されている先生方が解説しています。
 特発性肺線維症治療と研究の現状と今後の展開を知る絶好の書です。是非ご一読下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 日本医科大学 工藤 翔二 2523
[アプローチ]
肺繊維化の細胞分子病態と治療標的 東北大学 貫和 敏博 2524
[総説]
治療法選択のための診断の進め方-
 1.診断のフローチャート 自治医科大学 杉山 幸比古 2533
 2.画像診断 東京都立駒込病院 酒井 文和ほか 2539
 3.血清マーカーの診断的有用性 広島大学 村上 晴泰ほか 2547
ステロイドと免疫抑制薬をいかに使うか 済生会熊本病院 一門 和哉ほか 2552
期待される薬剤と状況
 1.ピルフェニドン 東北大学 海老名雅仁ほか 2557
 2.N-アセチルシステイン 虎の門病院 本間  栄 2563
 3.インターフェロンγ 日本医科大学 吾妻 安良太 2570
 4.イマチニブ(グリベック) 徳島大学 西岡 安彦ほか 2577
 5.スクロスポリンA 天理よろづ相談所病院 田口 善夫 2583
特発性肺線維症の急性憎悪-病態と治療- 公立陶生病院 谷口 博之 2588
肺がん合併の分子メカニズムと対応 札幌医科大学 山田  玄ほか 2596
肺移植の内外における現況 東北大学 岡田 克典ほか 2602
類縁疾患と治療
 1.NSIPの予後と治療 近畿中央胸部疾患センター 大塚 淳司ほか 2607
 2.膠原病肺 東京大学 滝澤  始 2613
 3.慢性過敏性肺炎 東京医科歯科大学 吉澤 靖之ほか 2617
エッセー  
解剖学者がみたミケランジェロの彫刻
(最終回)
ロンダニーニのピエタそして終章
金沢医科大学 篠原 治道 2626
対談
生活習慣病の現状と未来(第9回)
 運動とニュートリゲノミクス
人間総合科学大学 小林 修平 2632

(聞き手)

女子栄養大学 香川 靖雄
トピックス
小腸内視鏡 自治医科大学 山本 博徳 2643
cAMPコンパートメントモデル 神戸大学 柴崎 忠雄ほか 2649
スギヒラタケ脳症 新潟大学 西澤 正豊 2654

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