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最新医学 61巻3月増刊号(通巻757号)

特集 メタボリックシンドローム(前篇)



 「死の四重奏」、「シンドローム]」、「インスリン抵抗性症候群」そして「内臓脂肪症候群」と呼ばれてきた病態が、世界的に「メタボリックシンドローム」と呼称統一され、日本では2005年4月にその診断基準が発表されました。
 内臓脂肪蓄積を必須項目とし、高脂血症あるいは脂肪代謝異常、高血圧、高血糖・耐糖能異常のうち2つ以上を合併する場合をメタボリックシンドロームとするというものです。上記各疾患に対する直接的な治療もさることながら、その上流に位置する内臓脂肪をいかにコントロールするかということが、より重要だという考え方に立っています。これにより、死亡原因の約3分の1を占める動脈硬化性疾患をいかに抑えるかという戦略に新しい道筋ができたことになります。 本書(前篇)では、メタボリックシンドロームの概念・疫学から診断・治療法におよぶ総論を紹介しています。
  是非ご一読ください。

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[座談会]
21世紀医療における
メタボリックシンドロームの意義と臨床疫学
住友病院 松澤 祐次 563
国立健康・栄養研究所 吉池 信男
(司会) 京都大学 中尾 一和
総説
定義と概念の歴史的背景 住友病院 松澤 祐次 571
診断と病態 京都大学 平田 雅一ほか 579
我が国の疫学 国立健康・栄養研究所 吉池 信男ほか 591
日系米人の疫学
-メタボリックシンドロームとその関連要因-
滋賀医科大学 上島 弘嗣 599
CT・MRIによる内臓脂肪測定 大阪大学 中村  正ほか 607
インピーダンス法による新規の内臓脂肪測定法 オムロンヘルスケア株式会社 志賀 利一 615
脂肪細胞の病理
-脂肪細胞はどう変わるのか-
国際医療福祉大学 杉原  甫ほか 624
治療方針
-着実な内臓脂肪削減の視点から-
大分大学 正木 孝幸ほか 638
薬物療法 千葉大学 横手 幸太郎ほか 647
運動療法 京都大学 田中 早津紀ほか 658
食事療法 東京逓信病院 宮崎  滋 668
メタボリックシンドローム治療における行動療法 大分大学 吉松 博信 677
外科療法
‐内視鏡および内視鏡外科治療-
大分大学 北野 正剛ほか 695
トピックス
メタボリックシンドロームとアディポネクチン、ビスファチン 大阪大学 福原 淳範ほか 703
メタボリックシンドロームと脂肪細胞内グルココルチコイド活性化 京都大学 益崎 裕章ほか 715
メタボリックシンドロームと脂肪毒性 京都大学 海老原 健 725
グレリンとニューロメジンU,S
-新規性理ペプチドと接触調節-
国立循環器病センター 細田 洋司ほか 734
メタボリックシンドロームの動物モデル 東京大学 山内 敏正ほか 746

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