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最新医学 61巻4号(通巻758号)

特集 高血圧 -新しい診断基準と治療-



 「最新医学」61巻4月特集は「高血圧-新しい診断基準と治療-」です。高血圧は日本の成人で最も多い疾患であり、その総数は約3,300万人と推定されています。一方で、高血圧はいまだその原因が不明の本態性高血圧がその8〜9割を占めており、現在新しい知見が得られるとともに治療法にも進歩が認められています。このような進歩に合わせて日本でも高血圧治療ガイドラインが4〜5年ごとに更新されています。
 本特集では、発刊から1年が経過した「高血圧治療ガイドライン2004」の問題点やその後新たに示されたエビデンスを考慮した高血圧の最新の診断基準と治療法について本ガイドライン作成委員の先生方が詳しく解説しています。特に、日本の高血圧の診断・治療などの総論に続いて各論として随時血圧による分類・24時間血圧および家庭血圧の意義、更に高齢者高血圧の問題点、その他実際の治療方法について、そして合併症を伴う高血圧の治療について、第一線でご活躍の先生方が具体的に解説しています。
 高血圧の診断・治療に関する最先端の情報を知る上で絶好の書です。是非ご一読下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 慶應義塾大学 猿田 享男 769
[アプローチ]
高血圧の診断・治療に関する最近の動向 獨協医科大学 松岡 博昭 771
[総論]
血圧分類の変遷
-日本と欧米における分類の比較-
宮崎大学 北  俊弘ほか 779
随時血圧、24時間血圧および家庭血圧の有用性 東北大学 浅山  敬ほか 784
仮面(逆白衣)高血圧と白衣高血圧の管理方針 東京都老人医療センター 桑島  巌 790
早朝高血圧および夜間高血圧
−診断と治療−
自治医科大学 石川 譲治ほか 796
高齢者高血圧の診断と治療
-超高齢者も含めて-
大阪大学 楽木 宏美ほか 805
高血圧患者の初診時からの治療計画 自治医科大学 島田 和幸 813
高血圧治療における生活習慣の修正 東京大学 安東 克之ほか 819
降圧薬の選択 慶應義塾大学 齊藤 郁夫 828
降圧目標とその達成に向けた上手な併用療法 国際医療福祉大学 築山 久一郎 833
高血圧緊急症への対応 琉球大学 瀧下 修一 840
合併症を伴った高血圧の治療
 1.脳梗塞を伴う高血圧の治療  広島大学 大槻 俊輔ほか 846
 2.虚血性心疾患・心不全合併高血圧の治療 旭川医科大学 竹内 利治ほか 853
 3.腎障害を伴った高血圧の治療 東北大学 伊藤 貞嘉 862
 4.代謝疾患(糖尿病、メタボリックシンドロームなど)を伴った高血圧の治療 札幌医科大学 島本 和明ほか 867
 5.周産期前後の高血圧の治療 埼玉医科大学 鈴木 洋通 875
エッセー  
白血病医の御礼奉公(4)
正岡870年祭
大阪府立成人病センター 正岡  徹 880
対談
生活習慣病の現状と未来(第13回)
 百寿者に学ぶ
慶應義塾大学 広瀬 信義 882

(聞き手)

女子栄養大学 香川 靖雄
トピックス
C型肝炎ウイルス 東京大学 森屋 恭爾ほか 896

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