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最新医学 61巻5号(通巻759号)

特集 自己免疫疾患の新しい治療法 
       
-生物学的製剤を中心に-



「最新医学」61巻5月特集は「自己免疫疾患の新しい治療法-生物学的製剤を中心に-」です。関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)に代表される自己免疫疾患は強力な抗炎症作用を持つステロイド剤の登場により症状や予後の劇的な改善が可能となり幅広く利用されてきました。しかし、ステロイド剤は対症療法に過ぎず、また強力な作用故の重篤な副作用も問題視されていました。
 近年、各々の免疫疾患の病態形成に関与する分子が特定される中で、その特定因子を標的とした生物学的製剤が開発され一部は既に市販されています。特に、TNFを標的とした生物学的製剤は既に本邦でも市販されており、従来とは比較にならない優れた臨床効果を上げています。
 本特集では、これまでの炎症性サイトカインを標的とした第一世代の生物学的製剤のみならず細胞表面分子を標的とした免疫担当細胞の制御を目的とする第二世代の製剤までを広く網羅し、既市販薬及び欧米や本邦で臨床試験が進行する生物学的製剤について本邦を代表する先生方が詳しく解説しています。関節リウマチやSLEなどの自己免疫疾患の治療に関する最先端の情報を知る上で絶好の書です。是非ご一読下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論-自己免疫疾患治療の新しい幕開け- 産業医科大学 田中 良哉 915
[アプローチ]
自己免疫疾患の新しい治療法-生物学的製剤- 埼玉医科大学 安倍  達 917
[総論]
インフリキシマブ 埼玉医科大学 関口 直哉ほか 925
エタネルセプト 北海道大学 橋本 陶子ほか 932
アダリムマブとゴリムマブ 東京医科歯科大学 宮坂 信之 942
アナキンラ(IL-1RA) 長崎大学 江口 勝美ほか 948
トシリズマブ 大阪大学 西本 憲弘 956
関節リウマチとアバタセプト(CTLA4-Ig) 東京大学 山本 一彦 964
ベリムマブ(抗BLys抗体)と
 IDEC-131(抗CD40L抗体)
東京女子医科大学 原  まさ子 969
抗CD20抗体 産業医科大学 齋藤 和義ほか 975
エプラツズマブ
 (ヒト化抗CD22モノクローナル抗体)
京都大学 川端 大輔ほか 982
ダクリズマブ 聖マリアンナ大学 永渕 裕子ほか 987
エファリズマブ(LFA-1抗体)と
 ナタリズマブ(VLA-4抗体)
帝京大学 廣畑 俊成 993
アレファセプト(LFA3-Ig) 金沢医科大学 梅原 久範 1000
ビタキシン(抗αVβ3抗体) 神戸大学 熊谷 俊一 1005
エッセー  
白血病医の御礼奉公(5)
全人的医療 Holistic Medicine
大阪府立成人病センター 正岡  徹 1010
対談
生活習慣病の現状と未来(第14回)
 日本人の食と健康
昭和女子大学 木村 修一 1013

(聞き手)

女子栄養大学 香川 靖雄
トピックス
炎症発癌の分子機構-NF‐κB活性化の関与‐ 朝日生命成人病研究所 前田  慎 1027
非アルコール性脂肪性肝炎におけるレプチンの役割 順天堂大学 池嶋 健一 1033

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