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最新医学 61巻9号(通巻764号)

特集 消化器疾患の遺伝子異常



 「最新医学」61巻9月特集は「消化器疾患の遺伝子異常」です。
 消化器疾患における遺伝子異常の研究は、悪性腫瘍の分子メカニズムの解明・腫瘍マーカーの検索などを中心に多岐にわたっており、一部では分子標的薬の治療効果も検討されています。なかでも食道・胃・肝臓・大腸・膵臓においては、発癌を促進する分子病態の解析が進められており、その過程で観察される遺伝子やそのメチル化(エピジェネティクス)、更にmicroRNA分子の関与などが示唆されています。
 本特集では、研究の最前線でご活躍されている先生方に遺伝子異常を理解する上で基盤となる研究の概説をお願いしています。また、各消化器領域における遺伝子異常のうち、最近、特に重要と思われる成果についても第一線の先生方が詳しく解説しています。
 消化器疾患の遺伝子異常に関する最新の知見と今後の診断・治療へ方向性を理解する絶好の書です。是非ご一読下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 金沢大学 金子 周一 1729
[アプローチ]
消化器癌の原因遺伝子研究 金沢大学 中本 安成ほか 1730
[総論]
消化器癌と遺伝子不安定性 札幌医科大学 山本 博幸ほか 1736
消化器癌とDNAメチル化異常 国立がんセンター 牛島 俊和 1743
消化器癌転移と遺伝子異常 獨協医科大学 福井 広一ほか 1753
[各論]
胃食道逆流症と発現遺伝子異常 京都府立医科大学 内藤 裕二ほか 1759
Gastrointestinal stromal tumorと遺伝子異常 兵庫医科大学 磯崎 耕次ほか 1768
胃癌と遺伝子異常 京都大学 妹尾  浩ほか 1776
肝臓癌の遺伝子異常 東京大学 緑川  泰ほか 1782
肝疾患と発現タンパク・発現遺伝子異常 金沢大学 本多 政夫ほか 1788
大腸癌と遺伝子異常 東京大学 池上 恒雄ほか 1794
大腸癌における発現遺伝子・発現タンパク質異常の体系的解析 大阪大学 竹政伊知朗ほか 1799
膵癌における遺伝子異常 東北大学 佐藤 賢一ほか 1805
膵癌におけるタンパク質・遺伝子異常の網羅的解析 自治医科大学 間野 博行 1813
炎症性腸疾患と遺伝子異常 東京医科歯科大学 土屋輝一朗ほか 1819
エッセー  
白血病医の御礼奉公(9)
 
WT-1検査の医療経済解析 お金勘定も大切
大阪府立成人病センター 正岡  徹 1826
対談
生活習慣病の現状と未来(第18回)
 日本人の性習慣と健康
日本家族計画協会クリニック 北村 邦夫 1830

(聞き手)

女子栄養大学 香川 靖雄
トピックス
内分泌領域における転写共役因子関連疾患 九州大学 柳瀬 敏彦ほか 1843

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