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最新医学 62巻8号(通巻778号)

特集 低侵襲弁膜症治療の現状と展望



  「最新医学」62巻8月特集は「低侵襲弁膜症症治療の現状と展望」です。
 これまで心臓弁膜症の主な原因であったA群溶連菌感染に続発するリウマチ性の弁膜症が激減する一方で、加齢変性や硬化変性に関連する弁膜症が増加しています。特に加齢変性による僧帽弁閉鎖不全や硬化変性による大動脈弁狭窄、虚血性心疾患に伴う虚血性僧帽弁閉鎖不全が、日常診療の中で遭遇する機会の多い疾患となっています。
 近年、弁置換術は新しい人工弁、生体弁の導入により短期成績のみならず長期成績も良好な結果が得られるようになって来ています。また、僧帽弁閉鎖不全症に対しては自己の弁尖を温存する弁形成術が広く行われています。
 本特集では臨床の第一線の現場で活躍されている先生方に低侵襲性弁膜症治療の新しい知見や現在の問題点などを詳しく解説して頂きました。
 低侵襲性の弁膜症治療について広く理解を得るための啓蒙書として、またより分りやすい実践書として臨床の現場でお使い頂ける一冊となっております。是非ご一読下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 川崎医科大学 吉田 清 1703
[アプローチ]
弁膜症治療の変遷 川崎医科大学 久米 輝善ほか 1705
各論
弁置換術と弁形成術-メリット・デメリット- 国立循環器病センター 中谷  敏 1710
人工弁の種類と選択 和歌山県立医科大学 岡村 吉隆 1716
僧帽弁形成術の適応 川崎医科大学 渡邉  望 1723
僧帽弁形成術の手技 川崎医科大学 種本 和雄 1729
虚血性・機能性僧帽弁逆流に対する形成術 産業医科大学 尾辻  豊 1736
僧帽弁逆流症における経皮的僧帽弁形成術 順天堂大学 大門 雅夫 1742
低侵襲僧帽弁形成術−Port-Acess法− 慶應義塾大学 工藤 樹彦ほか 1749
経皮的僧帽弁交連切開術(PTMC) 和歌山県立医科大学 谷本 貴志ほか 1755
大動脈弁形成術の適応 国立循環器病センター 荻野  均 1762
大動脈弁形成術の手技 神戸大学 田中 裕史ほか 1768
狭小弁輪での大動脈弁置換術 東京慈恵会医科大学 橋本 和弘 1775
経皮的大動脈弁置換術 川崎医科大学 種本 和雄 1781
より完成度の高い三尖弁形成術を求めて 新東京病院 山口 裕己 1786
エッセー  
白血病医の御礼奉公(20)
正岡兄弟のビョーキがまた出た
大阪府立成人病センター 正岡  徹 1794
対談
脳とこころの科学と医療(第5回)
 薬理学はどこへ行く?
東京医科歯科大学 大塚 正徳 1794

(聞き手)

国立精神・神経センター 金澤 一郎
トピックス
消化管炎症性疾患におけるRegタンパク質の役割 獨協医科大学 福井 広一 1803
間葉系幹細胞によるGVHD制御のメカニズム 自治医科大学 尾崎 勝俊 1811
症例
意識消失発作を起こしたダンピング症候群の2症例 大分県立病院 矢部 勇人ほか 1816

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