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最新医学 62巻9月増刊号(通巻780号)

特集 臨床遺伝子学’07 
     -ゲノム科学の臨床へのインパクト-


 2003年にゲノム解読は終わりましたが、その成果は実際の医療にどのように応用されようとしているのでしょうか。
 新しい局面を迎えたゲノム研究(コピー数多型、トランスクリプトーム解析、エピジェネティクス、メタボロミクス、新型シークエンサーなど)を総覧し、がん(miRNA、全ゲノム解析、エピゲノムなど)・多因子病(精神疾患、神経疾患、糖尿病、循環器疾患)・創薬(薬剤感受性、薬剤代謝、ケミカルゲノミクス、天然化合物バンクなど)・ゲノム疫学などの研究における進歩と今後の展開、臨床への応用を具体的にみていきます。
 ここ2年間のポストゲノム研究がすべて分かる内容になっています。是非ご一読ください。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 東京大学 菅野 純夫
アプローチ
ゲノム科学への招待 東京大学 菅野 純夫 1991
[新しい局面に進むゲノム科学]
ヒトゲノムコピー数多型と疾患解析 東京大学 油谷 浩幸ほか 2001
トランスクリプトーム解析が見せる新しいゲノム像 理化学研究所 窪崎 敦隆ほか 2012
エピジェネティクスと疾患 東京医科歯科大学 石野 史敏 2019
世界における疾患データベースの現状 産業技術総合研究所 日紫喜 光良ほか 2028
メタボロミクスの医学への応用 慶應義塾大学 曽我 朋義ほか 2040
新型DNAシークエンサーのインパクト 理化学研究所 豊田  敦ほか 2048
[ゲノムで進むがん研究]
がんとmiRNA 自治医科大学 間野 博行 2058
がん全ゲノム解析のインパクト 東京医科歯科大学 井本 逸勢ほか 2066
小児がんの網羅的遺伝子発現解析とその臨床応用 千葉県がんセンター 大平 美紀ほか 2077
がんのエピゲノム 国立がんセンター 牛島 俊和 2087
白血病研究から見た、がん診断ツールとしての遺伝子発現プロファイル解析 国立がんセンター 市川 仁 2099
がんのシステムバイオロジー:
腫瘍頑健性理論の視点から
ソニーコンピューターサイエンス研究所 北野 宏明 2108
[多因子病のゲノム研究は今]
多因子病の遺伝的要因をどのように考えるべきか 東海大学 井ノ上 逸朗 2124
疾患感受性遺伝子探査の実際:
ゲノムワイド解析を中心として
東京大学 宮川 卓ほか 2134
精神疾患とゲノム 筑波大学 有波 忠雄 2142
神経疾患とゲノム 大阪大学 戸田 達史 2153
糖尿病とゲノム 東京大学 原 一雄 2164
循環器疾患とゲノム 東京医科歯科大学 木村 彰方 2177
[ゲノムと臨床をつなげる薬の世界]
薬剤感受性:肺癌におけるEGFR阻害薬を中心に 名古屋大学 近藤 征史ほか 2186
ゲノムと薬物代謝 東京大学 山本 武人ほか 2194
生物医学研究を加速するケミカルバイオミクス ベイラー大学 村田 亜沙子ほか 2205
天然化合物バンクNPDepo:
アカデミアにおける創薬基盤
理化学研究所 長田 裕之ほか 2214
ドッキングシュミレーションは創薬の標準手段 産業技術総合研究所 福西 快文 2225
[ゲノム疫学研究と臨床への展開]
世界のゲノム疫学研究:
英国のバイオバンクを中心にして
医薬基盤研究所 増井 徹 2234
日本のゲノム疫学研究 東京医科歯科大学 村松 正明 2243
臨床ゲノム研究の支援体制構築 千葉大学 羽田 明 2250
ゲノム情報から個別化医療への展開の実際:
関節リウマチにおける実践を中心に
東京女子医科大学 鎌谷 直之ほか 2258
循環器分野における個別化医療への展開
-心筋梗塞感受性遺伝子の探索-
セラノスティック研究所 宮田 聖子ほか 2265

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