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最新医学 66巻6月増刊号(通巻836号)
特集 メタボリックシンドロームU(後篇)
     ‐メタボリックシンドロームの基礎‐


 「最新医学」66巻6月増刊号は「メタボリックシンドロームU(後篇)」です。

 メタボリックシンドロームは内臓脂肪蓄積を原因として発症する糖尿病,高血圧,脂質異常などの生活習慣病の集積症候群,言い換えれば内臓脂肪症候群で,最終的には動脈硬化性疾患の強いリスク状態のことをいいます.前篇に引き続き後篇ではメタボリックシンドロームの基礎について,成因と病態を@内臓脂肪や中枢神経,肝臓といった各臓器組織の役割と臓器連関に関する面から,A遺伝子・病態・標的分子の面からまとめました.また抗肥満薬やレプチンによる肥満・糖尿病治療といった新しい治療戦略も紹介しています.
 巻頭インタビューでは本特集の監修であり,日本糖尿病学会理事長の門脇 孝先生に「メタボリックシンドロームの基礎と臨床」と題し,メタボリックシンドロームの最新知見に関して非常に分かりやすくお話しいただいております.
 この分野の成書として前篇同様ご一読下さい.

論文題名

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著者名

通巻頁
巻頭インタビュー
メタボリックシンドロームの基礎と臨床
東京大学 門脇 孝 1247
[成因と病態/臓器の面から―各臓器の役割と臓器連関]
内臓脂肪 大阪大学 船橋 徹 1260
中枢性摂食調節 宮崎大学 中里 雅光 1266
肝臓 東京大学 窪田 直人ほか 1276
骨格筋:有酸素運動とレジスタンス運動の抗肥満機序 国立健康・栄養研究所 江崎 治 1284
脂肪-膵軸による膵β細胞機能の調節 自治医科大学 中田 正範ほか 1298
消化管 秋田大学 山田 祐一郎 1308
血管:メタボリックシンドロームと血管障害 大阪大学 中神 啓徳ほか 1315
腎臓 慶應義塾大学 脇野 修ほか 1324
[成因と病態/遺伝子・病態・標的分子の面から]
メタボリックシンドロームの感受性遺伝子 京都大学 堀田 紀久子 1337
脂肪細胞分化のエピゲノム制御 東京大学 脇 裕典ほか 1344
褐色脂肪細胞とエネルギー消費 天使大学 斉藤 昌之 1359
レプチンとレプチン抵抗性 生理学研究所 戸田 知得ほか 1369
病因・病態解明のためのグレリンの基礎知識 久留米大学 佐藤 貴弘ほか 1380
ネスファチン 桐生大学 清水 弘行ほか 1391
メタボリックシンドロームにおけるインスリン抵抗性の成因と病態へのかかわり 神戸大学 小川  渉 1400
アディポネクチン 東京大学 山内 敏正ほか 1408
アクアポリン 大阪大学 前田 法一ほか 1419
慢性炎症とインスリン抵抗性をリンクするケモカインの役割 金沢大学 太田 嗣人ほか 1432
FGF21 帝京大学 江藤 一弘 1445
脂肪組織炎症における免疫細胞 東京大学 真鍋 一郎 1458
脂肪組織炎症とマクロファージ 東京医科歯科大学 田中 都ほか 1469
メタボリックシンドロームと概日リズム 長崎大学 前村 浩二 1477
ガラニン様ペプチド(GALP)の抗肥満効果について 昭和大学 竹ノ谷 文子ほか 1487
[新しい治療戦略]
抗肥満薬の開発 千葉大学 大西 俊一郎ほか 1498
レプチンによる肥満・糖尿病治療 京都大学 山本 祐二ほか 1508
iPS、ES細胞由来脂肪細胞を用いた細胞治療 京都大学 細田 公則ほか 1519
肥満症に対する外科的治療 大分大学 太田 正之ほか 1527

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