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最新医学 66巻9月増刊号(通巻840号)
特集 アルツハイマー病


 「最新医学」66巻9月増刊号は「アルツハイマー病」です。

  日本における抗アルツハイマー病(AD)薬は,長い間ドネペジルのみでしたが,2011年よりガランタミン,リバスチグミン,メマンチンと新たに3種の抗AD薬が使用可能となりました.特にメマンチンは他の3種がアセチルコリンエステラーゼ阻害薬であるのに対し,NMDA受容体拮抗薬と作用メカニズムの違う薬剤の登場で,併用療法を含め薬剤の選択肢が増えました.また認知症の行動・心理症状(BPSD)を踏まえた非薬物療法やADNIやJ-ADNIといったADの診断基準,診断マーカーに関する大規模臨床研究についても紹介しております.
 我が国における認知症治療が大きく変わろうとしている今,AD治療の最前線となる特集を組みました.AD治療の現場ですぐに役立つ内容です.是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 鳥取大学 中島 健二 2049
総論
疫学:増加するアルツハイマー病患者 鳥取大学 和田 健二ほか 2052
アルツハイマー病の病態研究の進歩 東京都医学研究機構 秋山 治彦 2060
Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative(ADNI) が提示する成果とJ-ADNIの進捗 東京大学 岩坪 威 2071
アルツハイマー病における未解決の問題点 同志社大学 井原 康夫 2079
診断
特徴的症状と診断のポイント 国立長寿医療研究センター 鷲見 幸彦 2086
臨床的診断基準 弘前大学 東海林 幹夫 2095
評価尺度 社会福祉法人浴風会 本間 昭 2107
画像 東北大学 古川 勝敏 2115
遺伝子と生化学マーカー 新潟大学 池内 健ほか 2122
予防・管理
予防療法の進歩 山梨大学 布村 明彦 2133
生活習慣病とアルツハイマー病 大阪大学 里 直行 2146
MCIの管理 筑波大学 玉岡 晃 2156
地域の取り組み、介護保険サービスの利用法 国立長寿医療研究センター 遠藤 英俊ほか 2166
アルツハイマー病における進行別対応、終末期対応 筑波大学 飯島 節 2174
アルツハイマー病における医療経済分析 東北大学 糟谷 昌志ほか 2184
治療
治療手順(非薬物療法、薬物療法の選択を含めて) 順天堂大学 竹林 佑人ほか 2191
非薬物療法 筑波大学 朝田 隆 2199
抗アルツハイマー病薬(塩酸ドネペジル) 広島西医療センター 片山 禎夫 2205
新しい抗認知症薬(ガランタミン、リバスチグミン、メマンチン) 札幌医科大学 下濱 俊 2213
抗アルツハイマー病薬の開始時期
(MCIの薬物治療に関する話題も含めて)
東京医科大学 羽生 春夫 2224
抗アルツハイマー病薬の使い分けと併用療法、抗アルツハイマー病薬の変更の判定基準、変更時の注意 日本医科大学 北村 伸 2232
BPSDの非薬物療法 岩手医科大学 高橋 智ほか 2240
BPSDの薬物療法 信州大学 荒井 宏ほか 2249
開発中の治療薬―disease modifying therapy 大阪大学 田中 稔久ほか 2259

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