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最新医学 66巻10号(通巻841号)
特集 分子イメージングの最先端


 「最新医学」66巻10月特集は「分子イメージングの最先端」です。

  分子イメージングは、一般に一分子から一細胞内、臓器から生体に至るすべての拡大率の視野において、形態学を超えた分子の分布や機能を可視化する技術と定義されています。
 また分子イメージングは分子(部分をとらえる方法)とイメージング(全体をとらえる方法)を統合した新しい方法であり、全体を見渡す医学生物学のセンスと、部分に切り込む物理化学のセンスの両方が必要とされます。
 本特集では分子イメージングの領域で世界をリードして活躍されている先生方に進展著しい4つの領域(がんの分子イメージング、内科疾患の分子イメージング、神経の分子イメージング、細胞の分子イメージング)について詳しくご解説をお願いしました。
 今回の特集をご覧いただき、読者の方々のご専門領域の研究に分子イメージングの手法が取り入れられ更に発展することを願っています。
        

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 浜松医科大学 瀬藤 光利 2289
[座談会]
分子イメージング医学応用の近未来 アメリカ国立がん研究所 小林 久隆 2291
  大阪大学 石井 優
 (司会)  浜松医科大学 瀬藤 光利
[がんの分子イメージング]
米国における分子イメージングの現況 アメリカ国立がん研究所 小林 久隆 2307
蛍光プローブの精密設計による高詳細 in vivo がんイメージング 東京大学 浦野 奏照 2314
質量分析によるがんの分子イメージング 慶應義塾大学 涌井 昌俊ほか 2321
生体共焦点顕微鏡による造血幹細胞微小環境の検討 ハーバード大学 藤崎 譲士 2330
[内科疾患の分子イメージング]
膵内分泌組織における分子と機能の可視化 東京大学 高橋 倫子ほか 2336
生体分子イメージング手法でみる血栓形成過程と血小板機能 東京大学 西村 智ほか 2342
骨・免疫系の細胞動態イメージング 大阪大学 島津 裕ほか  2349
[神経の分子イメージング]
病態科学のためのPETプローブの開発と遺伝子改変モデルマウスを用いた生体分子イメージング 理化学研究所 宿里 充穂ほか 2354
アルツハイマー病のホールマークと神経炎症の分子イメージング 放射線医学総合研究所 季  斌ほか 2361
パーキンソン病の分子イメージング 浜松医科大学 尾内 康臣 2368
[細胞の分子イメージング]
FRETによる細胞シグナルの分子イメージング 京都大学 水野 礼ほか 2376
確率的な細胞内シグナル処理の1分子イメージング解析 理化学研究所 松岡 里実ほか 2384
電子顕微鏡による生体分子イメージングの現在 生理学研究所 村田 和義 2391
現代社会とうつ病
(第6回) うつ病の神経科学 理化学研究所 前川 素子ほか 2400
臨床研究ノススメ
(第7回)座談会 未来の医療と臨床研究 京都大学 川上 浩司 2406
  慶應義塾大学 佐藤 裕史
  京都大学 福原 俊一  
(司会) 先端医療推進財団 井村 裕夫   
トップランナーに聞く
(第10回)
がんにおいて治療の標的となる融合遺伝子を探索する
がん研究会がん研究所 竹内 賢吾 2418
トピックス
リンパ球性下垂体炎の今
-疾患概念の再構築と診断法の開発へ-
名古屋大学 椙村 益久 2423
慢性炎症因子アンジオポエチン様因子2と生活習慣病 熊本大学 尾池 雄一 2430

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