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最新医学 67巻7号(通巻852号)

特集 心不全‐変貌する病態と治療‐


「最新医学」67巻7月特集は「心不全 -変貌する病態と治療-」です。

 虚血性心疾患の増加と急速な高齢化により、心不全の罹患者数ならびに死亡者数が急増しています。また、心不全の予後は不良であり、5年生存率は50%、重症心不全では3年生存率が30%となっており、この予後はがんと匹敵します。
 本特集では心不全のわが国の現状から、新たな診断方法、新しい治療薬や植え込み型補助人工心臓など進歩し続ける治療法等について国内の最先端でご活躍されている先生方が詳しく解説しています。
 また、治療法の進歩により先天性心疾患患者の生命予後が改善されたことで、これまで小児科で診察されていた患者をどのようにフォローするかが重要となってきます。その他にも心血管疾患患者に高率で合併する睡眠呼吸障害など心不全に関する最新のトピックスについても詳しくご紹介頂きました。
 わが国の心不全治療の最前線をぜひ手にとってお確かめ下さい。
           

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 大阪大学 小室 一成 1617
[座談会]
心不全診療の現状と課題 大阪大学 澤  芳樹 1619
鳥取大学 山本 一博
 (司会) 大阪大学 小室 一成
[我が国の心不全の現状]
急性心不全レジストリーから心不全の実態を探る 日本医科大学 佐藤 直樹 1632
[進歩を続ける心不全の診断法]
診断・治療に有用なバイオマーカー 獨協医科大学 豊田 茂ほか 1639
心エコー図法による心機能評価の進歩 川崎医科大学 尾長谷喜久子ほか 1646
CT, MRIで心臓の性状を知る 千葉大学 船橋 伸禎 1652
[治療法の進歩]
利尿薬を再考する
-hANP、バソプレシン受容体拮抗薬-
市立奈良病院 堀井 学ほか 1668
慢性心不全患者のおけるβ遮断薬の有用性とイバブラジンの効果 大阪医療センター 安村 良男 1674
生命予後を改善する CRT-D 筑波大学 山﨑 浩ほか 1682
植込み型補助人工心臓治療の進歩と Destination Therapy 東京大学 小野 稔 1689
[分子機序とトピックス]
慢性心不全の分子機構 大阪大学 塩島 一朗 1698
拡張不全の機序と治療 岡山大学 杜 徳尚ほか 1706
Structural Heart Diseaseを内科的に治す 大阪大学 溝手 勇 1714
睡眠呼吸障害を診断し治療する方法と意義 自治医科大学 百村 伸一 1720
成人先天性心疾患 心不全の課題と展望 東京大学 八尾 厚史 1729
現代社会とうつ病
第15回 
疾病について-双極性うつ病-
東京女子医科大学 山田 和男 1736
臨床研究ノススメ
第14回 
大規模な市販後臨床試験の意義
京都大学 上嶋 健治ほか 1740
トップランナーに聞く
(第18回)
間質性肺炎・肺線維症の病態解明と新たな治療法の開発を目指して
九州大学 濵田 直樹 1745
トピックス
網膜と下垂体の自己組織化 理化学研究所 笹井 芳樹 1750
甲状腺がんアイソトープ内服療法 金沢医科大学 絹谷 清剛 1758
特報
2011年度 井村臨床研究奨励賞受賞記念論文:
重症下肢虚血に対する血管再生治療の開発と治療効果改善へ向けた分子生物学的アプローチ
千葉大学 舘野 馨 1764
症例
血漿交換療法を施行したびまん性肺胞出血合併全身性エリテマトーデスの1例 りんくう総合医療センター 入交 重雄 1771

本誌の目次において濵田先生の「濵」という文字が欠けておりました。濵田先生並びにご購入頂いた皆様にお詫びして訂正させて頂きます。

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