目次

最新医学 67巻9号(通巻854号)

特集
 厚生労働省難治性疾患研究から得られた日本の難病の現状

            ―内分泌系4領域の研究成果―

 

「最新医学」67巻9月特集は「厚生労働省難治性疾患研究から得られた日本の難病の現状-内分泌系4領域の研究成果-」です。

 難病とは、①原因不明、治療方法未確立であり、且つ、後遺症を残す恐れが少なくない疾患、②経過が慢性に渡り、経済的な問題のみならず介護などに著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾患、との概念が示されています。
 現在、難治性疾患克服研究事業の臨床調査研究分野の対象として130疾患が指定され、38研究班で分担・研究しています。
 このうち「ホルモン受容機構異常に関する調査研究班」、「間脳下垂体機能障害に関する調査研究班」、「副腎ホルモン産生異常に関する調査研究班」、「中枢性摂食異常症に関する調査研究班」の4研究班が内分泌領域17疾患について研究や行政政策への支援・協力などを行っています。
 本特集では、各研究班でご活躍されている先生方に最新の研究成果をご紹介頂きました。
 内分泌性疾患に携わる専門医の先生方はもちろんのこと、外来診療で診察される機会の多い一般医の先生方にも是非ご覧いただきたい内容となっております。   
           

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 名古屋大学 大磯 ユタカ 1937
[座談会]
厚生労働省難治性疾患研究から得られた日本の難病の現状 福岡大学 柳瀬 敏彦 1939
東京医科歯科大学 小川 佳宏
群馬大学 森 昌朋
(司会) 名古屋大学 大磯 ユタカ
[間脳下垂体機能障害]
クッシング病診断と治療の手引き作成について 青森労災病院 須田 俊宏 1953
成長ホルモン分泌異常症
-先端巨人症と成長ホルモン分泌不全症-
東京女子医科大学 肥塚 直美 1959
プロラクチン分泌異常症の診断と治療 京都医療センター 島津 章 1966
バゾプレシン分泌異常症に関する研究の進歩 名古屋大学 大磯 ユタカほか 1973
[副腎ホルモン産生異常]
厚生労働省「副腎ホルモン産生異常に関する調査研究班」の研究概要紹介-疫学研究を中心に- 福岡大学 柳瀬 敏彦 1981
先天性副腎ステロイド産生異常症の最近の話題 慶應義塾大学 長谷川 奉延 1989
原発性アルドステロン症診断・治療の最近の進歩 横浜労災病院 西川 哲男ほか 1996
[ホルモン受容体機構異常]
甲状腺クリーゼの診断基準 和歌山県立医科大学 赤水 尚史ほか 2002
粘液水腫性昏睡の診断基準と治療方針 防衛医科大学 白石 美絵乃ほか 2007
FGF23関連低リン血症性疾患の診断 東京大学 福本 誠二 2015
[中枢性摂食異常症]
飢餓応答の分子機構と中枢性摂食異常症 東京医科歯科大学 亀井 康富ほか 2020
摂食障害の内科的治療
-合併症と慢性化への対策-
政策研究大学院大学 鈴木(堀田)眞理 2025
小児思春期発症摂食障害の現状と予後
-内分泌学的問題点を中心に-
国立成育医療研究センター 堀川 玲子 2032
現代社会とうつ病
第17回 
社会心理学から見た現代日本社会のうつ
早稲田大学 渡部 幹 2040
臨床研究ノススメ
第17回 
医薬品の安全性評価とレギュラトリーサイエンス
慶應義塾大学 黒川 達夫 2045
トップランナーに聞く
(第21回)
がん抑制遺伝子p53によるマイクロRNAプロセシング制御の解明
東京大学 鈴木 洋 2050
トピックス
血小板増加薬としてのトロンボポエチン受容体作動薬とその使い方 大阪大学 冨山 佳昭 2056
メタゲノム解析を応用した網羅的病原体検出法 大阪大学 中村 昇太ほか  2063

HOME