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最新医学 68巻1号(通巻859号)

特集 肥満症 -病態・診断・治療-




「最新医学」68巻1月特集は「肥満症‐病態・診断・治療‐」です。

 2000年に日本肥満学会では医学的な観点より減量治療が必要な肥満を「肥満症」として診断基準を策定しました。
 更に、この考え方は、内臓脂肪型肥満を背景とするメタボリックシンドロームの概念と診断基準の確立に大きく貢献しました。
 そして過去10年間の基礎や臨床研究の成果を踏まえ、治療すべき高度肥満の診断や肥満症に合併する疾患に対する減量治療の効果、質的肥満と量的肥満の考え方の変化なども加えた新たな診断基準「肥満症診断基準2011」が昨年発表されました。
 本特集では「肥満症診断基準2011」の改訂に合わせて、アディポサイトカインやエピジェネティクス、臓器間ネットワークといった肥満症の基礎研究の最新情報から、診断基準、小児肥満、メタボリックサージェリー、抗肥満薬と言った最新の診療に関する知見までを国内の最前線でご活躍されている先生方に詳しく解説して頂きました。
 肥満症の現状と展望についてぜひ多くの読者の皆様にご覧いただきたい内容となっております。 
  
               

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 東京医科歯科大学 小川 佳宏 5
[座談会]
肥満症:現状と展望 大阪大学 下村 伊一郎 7
宮崎大学 中里 雅光
(司会) 東京医科歯科大学 小川 佳宏
[基礎と臨床]
肥満症と慢性炎症 東京大学 真鍋 一郎 22
アディポサイトカイン 東京大学 山内 敏正ほか 28
エピジェネティクスと肥満・メタボリックシンドローム 東京大学 酒井 寿郎ほか 35
肥満症と臓器間ネットワーク 東北大学 山田 哲也ほか 45
褐色脂肪組織の基礎と臨床 天使大学 斉藤 昌之 56
肥満症と異所性脂肪 順天堂大学 田村 好史 63
脂肪萎縮症に関する最近の進歩 京都大学 海老原 健ほか 68
[診断・疫学・治療]   
肥満症の診断基準 千葉大学 横手 幸太郎 76
小児肥満の現状と今後の対策 共立女子短期大学 大関 武彦 82
メタボリックシンドローム
-特定健診・特定保健指導-
あいち健康の森 健康科学総合センター 津下 一代 90
沖縄クライシスの現状と新たなチャレンジ 琉球大学 益崎 裕章ほか 98
DOHaD仮説とメタボリックメモリー 浜松医科大学 伊東 宏晃  105
肥満症の治療
-メタボリックサージェリーと腸管ホルモン-
慶應義塾大学 入江 潤一郎ほか 110
抗肥満症薬の現状と展望 結核予防会新山手病院 宮崎 滋 118
現代社会とうつ病
第21回 治療のガイドライン:中等症~重症うつ病 名古屋大学 岩本 邦弘ほか 124
臨床研究ノススメ
最終回 わが国の臨床研究の将来
 -今何をなすべきか-
千葉大学 齋藤 康 128
トップランナーに聞く
(第23回)
放射線医学分野における先端医療機器開発
-現場で役立つ研究開発を目指して-
北海道大学 石川 正純 131
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(4) 病原細菌発見の歴史と今日的課題
   -ロベルト・コッホの業績-
京都大学 光山 正雄 137
トピックス
ヒトES/iPS細胞から肝細胞への高効率分化誘導法の開発とその創薬応用 大阪大学 高山 和雄ほか 141
全身性エリテマトーデスにおける感受性遺伝子 京都大学 山田 亮  145

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