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最新医学 68巻9月増刊号(通巻870号)

特集 発達障害




「最新医学」68巻9月増刊号は「発達障害」です。

 発達障害は,自閉症スペクトラム障害,学習障害,注意欠陥多動性障害などの脳機能の発達に関係する障害で,主に乳児期から幼児期にかけてその特性が現れ始める発達遅延と言われています.また現在,自閉症スペクトラム障害の中に分類されているアスペルガー症候群などの大人の発達障害では就労や社会参加における課題も少なくありません.
 本誌では発達障害の概念,新しい診断基準や脳科学を始め,子どもと大人の発達障害について第一線の先生方に執筆頂きました.また巻頭座談会では「発達障害に社会はどう向き合うべきか」と題し,医師と就労支援のお立場から発達障害に関する現状の課題についてご議論頂きました.さらに患者さんご自身やご家族の手記も掲載しております.

発達障害の成書として是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
[序論]
発達障害を特集するにあたって 昭和大学 加藤 進昌 1985
[座談会]
発達障害に社会はどう向き合うべきか
−自閉症スペクトラムとADHDを中心に−
国立精神・神経医療研究センター 神尾 陽子 1988
株式会社 Kaien 鈴木 慶太
(司会) 昭和大学 加藤 進昌
[発達障害とは何か]
アスペルガー症候群-その歴史を紐解く- 香川大学 石川 元ほか 2007
教育現場から見た学習障害 東京学芸大学 上野 一彦 2026
ADHDの疾患概念について 東京都立小児総合医療センター 市川 宏伸 2033
DSM, ICDにおける発達障害診断の新分類について 東京医科大学 松本 ちひろほか 2041
『発達障害者支援法』を施行が特別支援教育の充実にもたらした効果 国立特別支援教育総合研究所 柘植 雅義 2050
厚生労働省における平成25年度の発達障害者支援策 厚生労働省 日詰 正文 2057
コラム:当事者とその家族の手記   青蛛@ 晋ほか  2066
[発達障害の脳科学]
コホート研究から発達障害を理解する 浜松医科大学 土屋 賢治 2068
自閉症スペクトラム障害の疫学研究から 国立精神・神経医療研究センター 神尾 陽子ほか 2080
自閉症スペクトラム障害の脳画像 首都大学東京 橋本 龍一郎 2088
自閉症スペクトラム障害の分子遺伝学 東京大学 桑原 斉ほか 2098
自閉症スペクトラム障害中核症状に対するオキシトシンの治療応用 東京大学 山末 英典 2111
ADHDの脳画像研究 東京大学 戸所 綾子 2117
ADHDの精神薬理学 -モデル動物研究から- 東京都医学総合研究所 池田 和隆ほか 2126
コラム:当事者手記 岩崎 史義 2134
[子どもの発達障害−家庭から教育現場での関わり]
自閉症スペクトラム障害は増えているのか? 山梨県福祉保健部 本田 秀夫 2137
自閉症の療育
-これまでの歴史をふりかえって-
川崎医療福祉大学 佐々木 正美 2146
不登校・引きこもりと発達障害 東京都立小児総合医療センター 近藤 直司ほか 2154
ADHDの薬物療法 日本医科大学 齊藤 卓弥 2163
学習障害の支援技術 -日常のCIT製品の活用の可能性と課題- 東京大学 中邑 賢龍 2174
親はどう関わるのか 東京都自閉症協会 尾崎 ミオ  2183
コラム:父と息子,ふたつの『発達障害』の狭間で 那須 りな  2195
[大人の発達障害−社会参加の実現に向けて]
発達障害者の就労につなげる社会資源 昭和大学 五十嵐 美紀 2198
大人の発達障害専門外来の歩み 相模女子大学 金井 智恵子ほか 2207
自閉症スペクトラム障害のデイケア 昭和大学 横井 英樹 2215
発達障害の特性を活かす就労支援 株式会社 Kaien 鈴木 慶太 2225
職場定着には何が必要か?−就労支援から見た定着への課題− 障害者就業・生活支援センター アイ−キャリア 根本 真理子 2235
当事者会の歩み -アスペ・エルデの会− 浜松医科大学 松本 かおりほか 2243
発達障害と司法 京都ノートルダム女子大学 藤川 洋子 2252
コラム:気づきにくい大人の発達障害   野波 ツナ   2261

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