目次

最新醫學 69巻4号(通巻878号)

特集
 
次世代型感染症ワクチン
                       



「最新医学」69巻4月特集は「次世代型感染症ワクチン」です。


  グローバル化した世界では病原体の拡散は避けがたいことから感染症対策は各国の喫緊の国家的課題となっています。
 特にワクチンは感染症対策のための強力なツールとなり得ますが、日本では公衆衛生学的な観点からのワクチンの重要性の認識が薄れたことと、基礎から臨床への橋渡しが遅れたことにより、この分野での日本の貢献は欧米に大きく後れをとるものになっていました。
 更にSARSやH5N1インフルエンザのパンデミック、若年層を中心とした麻疹や風疹の流行などに対する我が国のワクチン開発能力の低下に対する危機感が募っていました。
 このような状況を受けて国もこの分野での研究開発を重点的に支援するようになり、これまでの古典的なワクチンから、分子生物学的手法を用いた「次世代高付加価値型」感染症ワクチンの開発へと転換が図られています。
 本特集では我が国のワクチン開発の最前線について、世界の最前線で研究を進められている先生方に詳しく解説して頂きました。
 ワクチンが将来的にどのように進化するのかその答えを探る絶好の一冊です。
 ぜひ手にとってお確かめ下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 長崎大学 平山 謙二 767
[座談会]
次世代感染症ワクチンに期待するもの 東京大学 清野 宏 768
大阪大学微生物病研究会 山西 弘一
(司会) 長崎大学 平山 謙二
[特集]
日本のワクチン政策決定プロセス 国立感染症研究所 大石 和徳 780
感染流行の数理モデルを利用した予防接種の政策判断 東京大学 西浦 博ほか 786
グローバル感染症
 1.結核におけるワクチンへの期待 -多剤耐性結果に対する新規治療用DNAワクチンの開発・実用化- 近畿中央胸部疾患センター 岡田 全司 795
 2.エイズワクチン 国立感染症研究所 五領 舞衣ほか 804
 3.多価生ワクチン
   -現行の水頭症ワクチンをベースとして-
神戸大学 村上 宏起ほか 810
 4.デングワクチン 大阪大学 山中 敦ほか 819
粘膜ワクチンを基盤とした次世代ワクチン開発 東京大学 福山 賀子ほか 824
サブユニットワクチン開発のための分子デザインとアジュバント 琉球大学 新川 武 832
ナノパーティクルワクチン 大阪大学 赤木 隆美ほか 843
マラリアナノパーティクルワクチン 長崎大学 兒玉 幸修ほか 852
今、インフルエンザワクチンに何が求められるか 北海道大学 喜田 宏 858
エボラ出血熱ワクチン、炭疽菌ワクチン 北海道大学 大西 なおみほか 865
マイクロニードルワクチンの可能性 大阪大学 廣部 祥子ほか 872
現代社会とうつ病
(36) 一般科医・精神科医連携を考える ―大阪におけるG-Pネット構築の経験より― 日本精神神経科診療所協会 渡辺 洋一郎 880
トップランナーに聞く
(第40回)
細胞の対称・非対称分裂制御による造血幹細胞の増幅
九州大学 新井 文用 884
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(18) 心電図法の歴史と発展 -偉大な Einthoven の業績- 高折病院 酒井 章 890
トピックス
超高齢者社会における肺炎マネージメント 埼玉医科大学 小宮山 謙一郎ほか 895
心臓リモデリングとTGF-βシグナリング 群馬大学 小板橋 紀通ほか 903
第10回 特報井村臨床研究賞受賞記念論文
日本における循環器疾患治療のエビデンス 熊本大学 小川 久雄ほか 910

HOME