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最新醫學 69巻12号(通巻888号)

特集 がん分子診断のパラダイムシフト
                       



「最新医学」69巻12 月特集は「がん分子診断のパラダイムシフト」です。


 近年、重要ながん関連遺伝子の発見が相次ぎました。さらに標的分子に対する効率的な化合物のスクリーニング方法の確立や臨床試験制度の整備なども伴って現在ではがん遺伝子そのものががん治療の標的になっており、世界中で様々ながん分子標的薬が開発・検討され、がん治療の主流となりつつあります。
 その結果、がん診断はこれまでの病理像や腫瘍マーカーなどでがん細胞を見つけることが目的であった時代から治療薬の選択や治療方針の決定にまで診断結果が関与する時代へと大きなパラダイムシフトが起きています。
 本特集ではがん遺伝子の最新の知見からその検査方法、各種疾患における遺伝子異常、コンパニオン診断薬の現状、臨床試験の進め方までがん分子診断に関するすべてについて国内屈指の専門家に詳しく解説していただきました。また巻頭座談会ではがん遺伝子治療の歴史からがん診断の現状や最新の知見、今後の進むべき方向などについて臨床の最前線でご活躍されている先生方にお話しいただきました。
 がん分子診断の最新の情報をぜひ手に取ってお確かめ下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 埼玉医科大学 萩原 弘一 2487
[座談会]
がん分子診断のパラダイムシフト 金沢大学 矢野 聖二 2489
がん研究会がん研究所 竹内 賢吾
(司会) 埼玉医科大学 萩原 弘一
[特集]
がんと遺伝子変異 東京大学 間野 博行 2498
がんゲノム解析技術 自治医科大学 油谷 浩幸 2503
腫瘍マーカー,がん特異抗原,腫瘍関連遺伝子変異
-長所と短所-
国立がん研究センター 山田 哲司ほか 2512
血液系悪性腫瘍の遺伝子変異と臨床的インパクト 京都大学 小川 誠司 2520
乳がんのHER2異常診断と臨床へのインパクト 静岡県立静岡がんセンター 渡邉 純一郎 2528
肺がんのEGFR変異診断と臨床へのインパクト 東北大学 井上 彰 2535
肺がんの融合遺伝子診断-新たな課題- 愛知県がんセンター 谷田部 恭 2542
悪性黒色種のBRAF変異診断と臨床へのインパクト 京都府立大学 和田 誠ほか 2548
分子標的薬の臨床効果の特徴
-殺細胞性抗がん剤との比較-
北海道大学 大泉 聡史 2553
分子標的薬の臨床試験の進め方
-何を比較し,何に注意するか-
和歌山県立医科大学 赤松 弘朗ほか 2560
コンパニオン診断薬
-高品質診断薬開発への課題と展望-
埼玉医科大学 萩原 弘一 2565
がん分子診断の実用化
-全ての患者が恩恵を受けるために-
国立がん研究センター 米盛 勧ほか 2571
現代社会とうつ病
(45) うつ病と睡眠 日本大学 内山 真ほか 2578
トップランナーに聞く
(第46回)
社会を変革する新しいゲノム科学
東京医科歯科大学 石川 俊平 2582
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(26) 心臓カテーテル法の開発 東京医科歯科大学 手塚 大介ほか 2588
トピックス
大動脈解離の生化学診断 東京大学 鈴木 亨 2594
がん幹細胞マーカーCD44v9の臨床応用 慶應義塾大学 鈴木 秀和ほか  2601

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