目次

最新医学 70巻9号(通巻899号)

特集 変貌するウイルス肝炎治療:最新知見とさらなる課題
                       



「最新医学」70巻 9月特集は「変貌するウイルス肝炎治療:最新知見とさらなる課題」です。


我が国の2011年現在でのB型、C型肝炎ウイルスのキャリア患者数は210~280万人と推定されており、肝がんに対するリスクが懸念されています。
 その一方でこの数年の基礎研究の進歩により、ウイルス感染ライフサイクル、病態発現機構などに関して多くの知見が得られ、それらを基盤とした新規抗ウイルス薬剤が数多く開発され、診療も大きく変貌するようになりました。
 本特集ではそれぞれの専門家にB型、C型ウイルス肝炎の最近の進歩、今後の展望などを分かりやすく解説してい頂きました。さらに巻頭座談会では基礎研究の成果から最新の抗ウイルス治療までを国内の最前線でご活躍されている先生方を招きしてお伺いしています。
 肝炎ウイルス治療の将来展望を把握するための解説書として一般診療でキャリアの患者さんを診察される先生方やこれから肝臓の分野に研究を進められる若い研究者の先生方にも是非ご覧頂きたい内容となっております。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 北海道大学 坂本 直哉 1735
[座談会]
新しい時代に入ったウイルス肝炎治療 広島大学 茶山 一彰 1737
信州大学 田中 榮司
(司会) 北海道大学 坂本 直哉
[肝炎ウイルス総論:基礎・疫学・臨床の接点]
C型肝炎ウイルス感染培養系から抗ウイルス薬へ 国立感染症研究所 脇田 隆字 1748
ヒト肝細胞キメラマウスを用いた抗ウイルス薬の薬効評価と臨床応用 広島大学 今村 道雄ほか 1756
疫学的視点からみた肝炎ウイルス感染者の現況とその対策 広島大学 田中 純子 1763
[B型肝炎の最新知見]
HBs抗原量と抗ウイルス効果、肝発がん 東京医科歯科大学 朝比奈 靖浩 1770
核酸アナログ製剤による抗ウイルス療法の現況 虎の門病院 鈴木 文孝 1777
B型肝炎再活性化の現状と対策 埼玉医科大学 持田 智 1784
核酸アナログ時代のシーケンシャル療法の位置づけ 信州大学 松本 晶博 1790
[C型肝炎の最新知見]
Direct Acting Antivirals(DAA)とインターフェロン併用・非併用プロトコール 北海道大学 須田 剛生ほか 1797
C型肝炎に対するプロテアーゼ阻害薬併用インターフェロン療法 大阪大学 平松 直樹 1802
第1世代インターフェロンフリー療法
ダクラタスビル・アスナプレビル併用療法はC型肝炎治療の裾野を変えた
札幌厚生病院 狩野 吉康 1811
遺伝子型1・2型に対するNS5Bポリメラーゼ阻害薬ソホスブビルを用いたIFNフリー経口抗HCV療法 国立感染症研究センター 是永 匡紹ほか 1818
Direct Acting Antivirals(DAA)に対する薬剤耐性変異の問題と対策 山梨大学 坂本 穣ほか 1829
C型肝炎ウイルス治療後肝発がんの危険因子と血清マーカー 長崎医療センター 八橋 弘 1836
残された課題-C型肝炎治療困難例への対策(非代償性肝硬変、肝移植後、透析例、HIV合併など)- 山形大学 上野 義之 1843
痛みのClinical neuroscience 
(3) 生物心理社会モデルから見た慢性痛への対応ー諸外国の経験も含めてー 東京慈恵会医科大学 北原 雅樹 1852
肉眼解剖学者がみたヒト大脳の立体構造
(6) 外側からのアプローチ(3)上縦束・鉛直束・無名の白質層・矢状層と視放線 金沢医科大学 篠原 治道 1856
トップランナーに聞く
(第55回)
蛍光イメージング法を用いた造血器腫瘍のex vivo/in vivo 研究
がん研究会 三嶋 雄二 1860
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(第33回)  
糖質科学の進歩 ―ルイ・F・ルロワールの業績を中心に―
立命館大学 川嵜 敏祐 1867
トピックス
タウイメージング 放射線医学総合研究所 北村 総一郎ほか 1872
慢性骨髄性白血病の治癒を目指して 近畿大学 松村 到 1877

HOME