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最新医学 70巻11月増刊号(通巻902号)

特集 感染性胃腸炎
                       



「最新医学」70巻 11月増刊号は「感染性胃腸炎」です。


 毎年秋の終わりから年明け3,4月頃まで流行する感染性胃腸炎はノロウイルスやロタウイルスに代表される感染症で,国立感染症研究所による感染症発生動向調査では,季節によらず常に報告数の最上位を占める疾患です.保育所や幼稚園,あるいは病院や老人介護施設といった施設での集団感染が話題になりますが,成人での散発性胃腸炎も見られ,誰もが罹患する疾患の一つです.またグローバル化によりこれまで日本ではあまり見られなかったウイルスや微生物由来の胃腸炎も散見され,今後も患者数の増える疾患です.
 本書では感染性胃腸炎をウイルス性,微生物国立がん研究センター 先端医療開発センター性,寄生虫性に分けて,それぞれの胃腸炎の病理・診断・予防・治療についてまとめました.また本疾患の制御に大きく影響する水処理システムに関する知見も盛り込みました.
 感染性胃腸炎の成書です.是非ご一読ください.

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 長崎大学 中込 治 2221
[座談会]
ウイルス性胃腸炎の課題と展望 日本大学 牛島 廣治 2223
藤田保健衛生大学 谷口 孝喜
(司会) 長崎大学 中込 治
[ウイルス]
ウイルス性胃腸炎の我が国における現状 日本大学 牛島 廣治ほか 2238
ロタウイルスの分子疫学 -遺伝子型の世界的動向- 札幌医科大学 小林 宣道 2247
ロタウイルスのウイルス学的基礎 藤田保健衛生大学 河本 聡志ほか 2256
ロタウイルスの病原性と合併症 札幌医科大学 津川 毅 2266
ロタウイルスの免疫とワクチン 長崎大学 中込 とよ子 2272
ロタウイルス感染と糖鎖 大阪大谷大学 山田 佳太 2280
ノロウイルスの疫学と分子疫学 長崎大学 中込 治 2288
ノロウイルスの分子進化 国立感染症研究所 佐藤 裕徳 2296
ノロウイルスのウイルス学的基礎研究・最近のトピックス 国立感染症研究所 片山 和彦 2302
ノロウイルスと血液型抗原 京都府立医科大学 白土 東子 2311
ノロウイルスの免疫とワクチン開発 国保日高総合病院 田中 智之 2320
ヒトアストロウイルス・ヒトアデノウイルス 日本大学 沖津 祥子 2329
サポウイルス胃腸炎 なかた小児科 中田 修二 2335
アイチウイルス 藤田保健衛生大学 佐々木 潤 2342
[細菌]
細菌性胃腸炎の我が国における現状 荏原病院 大西 健児 2349
下痢原性大腸菌 京都大学 西渕 光昭 2358
カンピロバクター感染症の最新の動向 大阪府立大学 山﨑 伸二 2365
腸炎ビブリオ 大阪大学 飯田 哲也 2373
腸チフス・パラチフス 長崎大学 クルストファー・パリーほか 2380
コレラ菌 琉球大学 山城 哲 2389
赤痢菌の感染と宿主免疫応答 琉球大学 鈴木 敏彦 2395
偽膜性腸炎 琉球大学 塚本 美鈴ほか 2401
[寄生虫]
アメーバ赤痢やクリプトストリジウム症の現状と最近の知見:通常の抗生物質が無効な原虫性下痢症 琉球大学 原田 倫世ほか 2407
[寄生虫]
将来の社会システムにおける感染症胃腸炎リスク 北海道大学 佐野 大輔 2415

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