目次

最新医学 71巻2号(通巻905号)

特集 神経・免疫のクロストーク
                       



「最新医学」71巻 2月特集は「神経・免疫のクロストーク」です。


 「病は気から」、「ストレスでアレルギーがひどくなった」など、日常生活の中でも神経系と免疫系との相互作用は自然に意識されていましたが、実際にはどのようなメカニズム、分子基盤の上でクロストークしているのかについてはこれまで十分には示されてきませんでした。
 近年になり分子生物学的手法、遺伝子変異マウス解析、種々の神経変性疾患モデル、さらにはイメージング解析を組み合わせることで両者の相互作用の生理的・病的意義が明らかにされつつあります。
 本特集では、現在この分野を牽引するトップランナーの先生方に「神経・免疫クロストーク」というキーワードの下、「総説」「イメージング」「各論」に分けて詳しく解説して頂きました。  また巻頭座談会では最前線でご活躍されている免疫と神経の研究者の先生方に「神経・免疫のクロストーク」の最新の話題やこれからの展望について語って頂きました。
 神経と免疫の架け橋ととして神経・免疫を専門とされる先生方はもちろんのこと他の領域をご専門とされている先生方にも多くのヒントが得られる一冊となっています。
 是非ご覧下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 大阪大学 熊ノ郷 淳 159
[座談会]
見えてきた!? 神経・免疫クロストーク 大阪大学 山下 英俊 161
大阪大学 鈴木 一博
(司会) 大阪大学 熊ノ郷 淳
[基礎]
交感神経による免疫細胞動態の制御 大阪大学 鈴木 一博 171
神経刺激による免疫細胞の血管ゲートの形成制御 北海道大学 上村 大輔ほか 176
神経炎症と神経再生を制御するRGM の機能 大阪大学 山下 俊英 188
神経ガイダンス因子による免疫制 大阪大学 伊藤 大介ほか 194
免疫性神経疾患と腸管免疫 順天堂大学 三宅 幸子 201
脳内環境維持細胞としてのミクログリア
 ―正常状態・異常状態―
九州大学 山﨑 亮 208
皮膚における神経免疫クロストーク 横浜市立大学 中村 史雄ほか 216
骨神経クロストーク ―骨免疫の観点も含めて― 東京医科歯科大学 福田 亨ほか 223
[イメージング]
神経への免疫細胞侵入のイメージング ミュンヘン大学 川上 直人 230
中枢神経系の神経炎症イメージング 慶應義塾大学 中原 仁 236
[イメージング]
脳虚血と炎症 慶應義塾大学 伊藤 美菜子ほか 243
筋萎縮性側索硬化症と炎症
 ―神経・免疫連関の立場から―
名古屋大学 山中 宏二 250
ギラン・バレー症候群と自己免疫 近畿大学 上田 昌美ほか 256
視神経脊髄炎の免疫病態とIL–6 シグナル標的治療 国立精神・神経医療研究センター 山村 隆 260
痛みのClinical neuroscience
(9) 脊髄機能変化と痛み
―アロディニアなどのメカニズムを巡って―
和歌山県立医科大学 谷口 亘ほか 266
肉眼解剖学者がみたヒト大脳の立体構造
(11) 外側からのアプローチ(8)下縦束,極回,視放線,脈絡組織,脈絡叢,脳弓ひも,脈絡ひも,脈絡裂,終帆 金沢医科大学 篠原 治道 270
トップランナーに聞く
(第59回)手作りの研究
―人工呼吸器,画像解析,臨床観察研究―
京都大学 室 繁郎 277
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(第38回)  病原ウイルスの培養 京都大学 前田 道之 285
トピックス
ミトコンドリアとパーキンソン病を直接つなぐ遺伝性パーキンソン病新規原因遺伝子の同定 順天堂大学 舩山 学ほか 291

HOME