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最新医学 71巻4号(通巻908号)

特集 免疫不全患者における感染症の現状と展望
                       



「最新医学」71巻 4月特集は「免疫不全患者における感染症の現状と展望」です。


様々な生物学的製剤や抗がん剤の開発、骨髄・臓器移植の進歩に伴い多岐にわたる日和見感染症が問題となっています。また感染症の宿主側の因子も様々ですが代表的なものに糖尿病があり、日本人の糖尿病患者の死亡原因の第3位が感染症となっています。さらに糖尿病のコントロールが悪い人は好中球の貪食能が低下していることも分かっており感染症患者の基礎疾患には糖尿病が圧倒的に多いという事実もあります。
 本特集では、免疫不全の病態、診断、治療に関して、その総論から各論までを臨床の第一線でご活躍されている先生方に詳しくご解説いただきました。
 また巻頭座談会ではインフェクションコントロールの最前線で日々感染症と戦っておられる先生方をお招きして内科・外科それぞれのお立場から我が国の免疫不全患者における感染症の実際と対策について実践を踏まえて非常に詳しくご紹介頂きました。
 免疫不全患者の感染症については内科・外科の範疇に留まらず医療全体の大きな問題の中で適正な管理が求められます。是非多くの先生方にご覧頂いて日常診療にお役立て頂きたい内容となっております。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 愛知医科大学 三鴨 廣繁 741
[座談会]
免疫不全患者における感染症 広島大学 大毛 宏喜 742
-内科系および外科系の見地から考える- 長崎大学 泉川 公一
(司会) 愛知医科大学 三鴨 廣繁
[総説]
原発性免疫不全症 九州大学 高田 英俊 755
感染免疫機構と後天的に免疫不全を来たす病態 愛知歯科大学 小泉 祐介ほか 764
[各論]
糖尿病と感染症 佐賀大学 寺坂 喜子ほか 774
肝硬変患者に合併する細菌感染症 東京医科歯科大学 井津井 康浩ほか 781
腎不全(透析患者を含む) 長崎大学 川口 祐輝ほか 786
好中球減少症における感染症対策 自治医科大学 神田 善伸 792
HIV感染症/後天性免疫不全症候群(AIDS) 大阪医療センター 笠井 大介ほか 799
臓器移植患者 京都大学 髙倉 俊二 807
生物学的製剤使用患者 大阪府結核予防会大阪病院 松本 智成 812
膠原病疾患 愛知医科大学 坂野 章吾 821
炎症性腸疾患 滋賀医科大学 安藤 朗 827
免疫低下状態において注意すべき皮膚感染症 九州大学 中原 真希子ほか 833
ICUにおける免疫不全 広島大学 大下 慎一郎ほか 841
痛みのClinical neuroscience
(10) 進化する脊髄刺激療法(SCS) 日本大学 山本 隆充 848
肉眼解剖学者がみたヒト大脳の立体構造
(13)外側・下方からのアプローチ(2)海馬錐体細胞層,錐体小丘(仮),放線層,アンモン角第1~4領域(CA1~4),歯状回門,網状層,分子層  金沢医科大学 篠原 治道 852
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(第61回)大学発の創薬の実現を目指して 東京大学 岩部(岡田) 美紀  857
トピックス
肺がん診療におけるリキッドバイオプシーの現状 京都府立医科大学 千原 佑介ほか 862
CRISPR-Cas9システムを用いた人工的なヒト大腸がんの再構築 慶應義塾大学 伊達 昌一ほか 869
特報 平成27年度井村臨床研究賞受賞記念論文
臨床研究と生物統計学 中央大学 大橋 靖雄 874
総説
後天性 von Willebrand 症候群診断の参照ガイド 藤枝市立総合病院 毛利 博ほか 883

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