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最新医学 71巻8号(通巻912号)

特集 Structural Heart Diseaseの経カテーテル治療 -高品質な医療をめざす-
                       



「最新医学」71巻8月特集は「Structural Heart Diseaseの経カテーテル治療 -高品質な医療をめざす-」です。


 先天性心疾患、弁膜症、心筋症など心臓の構造異常(Structural Heart Disease:SHD)の治療はこれまで侵襲的外科治療がその主流となっていましたが、最近年のカテーテルを介した治療の進歩は著しく、外科手術が困難な患者さんを中心により低侵襲の治療が急速に普及しつつあります。
 本特集では心房中隔欠損症、動脈管開存症などの先天性心疾患や大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、肥大型心筋症などのSHDに対する経カテーテル治療の現状・展望について国内外の最前線でご活躍されている先生方に詳しくご解説頂きました。
 また巻頭座談会では最近新しいデバイスが保険償還されより低リスクの患者さんへの展開が治療の現場で普及しつつある経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)の現状や問題点などについて国内の指導的立場におられる先生方にお集まりいただき詳しくご解説頂きました。
 超高齢者社会を迎えますますSHDの患者が増えていく中でより低侵襲へと進んでいく心臓治療の進歩をぜひ手に取ってお確かめ下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 ―新しい治療の普及から次段階へと入った Structural Heart Disease Intervention― 榊原記念病院 高山 守正 1599
[座談会]
Structural Heart Diseaseの経カテーテル治療が目指す高品質な医療 -これからの循環器診療での位置づけ- 榊原記念病院 桃原 哲也 1601
九州大学 有田 武史
大阪大学 鳥飼 慶
(司会) 榊原記念病院 高山 守正
[先天性心疾患]
心房中隔欠損症への経カテーテル欠損孔閉鎖術-小児科・内科協力の集計から見える本邦の成績と治療法選択- 榊原記念病院 矢崎 諭 1618
動脈管開存への経カテーテル閉塞術-治療の歴史から最新の治療成績- 昭和大学 富田 英 1627
[大動脈弁狭窄症]
進歩するTAVI治療の日本と世界の現状、その行き先は 慶應義塾大学 林田 健太郎 1637
経心尖アプローチによるTAVIの注意点 榊原記念病院 内藤 和寛ほか 1644
難治性心不全を呈する重症大動脈弁狭窄症へのTAVI複合戦略 大阪大学 前田 孝一 1650
[僧帽弁閉鎖不全症]
MitaraClipの実臨床が進む米国の現状と機能性僧帽弁不全症への進展 仙台厚生病院 松本 崇 1654
欧州における僧帽弁閉鎖不全症への経カテーテル治療の現況 東海大学 大野 洋平 1660
[僧帽弁閉鎖不全症]
米国先進治療施設における肺動脈弁治療、三尖弁治療 榊原記念病院 佐地 真育 1667
[特肥大型心筋症]
Septal Reduction Therapyの展開-経皮的アルコール中隔心筋焼灼術の短期・長期効果- 榊原記念病院 高見澤 格ほか 1676
肥大型心筋症に対する中隔心筋切除術と僧帽弁複合体手術 榊原記念病院 内藤 和寛ほか 1687
[その他の治療]
Vascular Plugの構造的心疾患への応用 東邦大学 原 英彦 1692
ショックバイタルへの新しい循環補助Impellaの理論と有用性 Schwabing Hospital 中田 淳 1699
痛みのClinical neuroscience
(14) Functional pain disorder 3.複合性局所疼痛症候群(CRPS) 大阪大学 柴田 政彦 1710
肉眼解剖学者がみたヒト大脳の立体構造
(16) 外側・下方からのアプローチ(6)外側膝状体と内側膝状体 金沢医科大学 篠原 治道 1714
トピックス
肺がんにおけるEGFRエクソン20挿入遺伝子変異 慶應義塾大学 安田 浩之 1721
疾患特異的iPS細胞技術を使った軟骨疾患研究 京都大学 妻木 範行 1726
症例
食思不振による低栄養状態に対して経腸栄養を行いながら化学放射線療法を完遂し奏効が得られた切除不能膵頭部がんの1例 大阪府済生会野江病院 壷井 邦彦ほか 1732

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