目次

最新醫學 71巻11月増刊号(通巻917号)

特集 慢性炎症性疾患の新たな展開





「最新医学」71巻11月増刊号は「慢性炎症性疾患の新たな展開」です。


 外傷や熱傷といった物理的要因,病原体による感染やアレルギー反応によって炎症が引き起こされますが,炎症性サイトカインやケモカインに応答した一連の免疫反応により,通常の急性炎症は1週間程度で収束します.この急性炎症が収束せずに持続した状態が慢性炎症ですが,そのメカニズムは十分には解明されておらず,さらに生活習慣病,代謝疾患,動脈硬化,がん,神経変性疾患,老化も慢性炎症病態が深くかかわってくることが明かとなってきております.
 本誌では“慢性炎症のメカニズム”“慢性炎症の病的意義”“慢性炎症と疾患”の3部構成でまとめております.是非ご一読ください.

 なお本号をもちまして長年ご愛読いただきました増刊号の発行を休止させていただきます.今後は月刊「最新醫學」並びに「最新醫學別冊 診断と治療のABCシリーズ」をさらに充実させてまいります.引き続きよろしくお願い申し上げます.
    

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 大阪大学 熊ノ郷 淳
【慢性炎症のメカニズム】
慢性炎症性疾患と疾患特異的マクロファージサブタイプの機能多様性 大阪大学免疫学フロンティア研究センター 佐藤 荘
オートファジーによる炎症制御 徳島大学先端酵素学研究所 齊藤 達哉
慢性炎症における炎症性サイトカインの新たな制御機構 京都大学ウイルス研究所 吉永 正憲
ダメージ関連分子パターン(DAMPs)と慢性炎症 奈良先端科学技術大学院大学 村瀬 本弥
転写抑制因子Bach2によるT細胞SASP と慢性アレルギー性炎症の制御 愛媛大学 山下 政克
脂肪組織炎症におけるB細胞 東京医科歯科大学 大石 由美子
サイトカインと神経による炎症の制御 北海道大学遺伝子病制御研究所 村上 正晃
脂肪組織と制御性T細胞 大阪大学 小野寺 俊晴
腸管上皮バリアと腸内細菌叢 大阪大学 奥村 龍
【慢性炎症の病的意義】
免疫センサーと慢性感染症 九州大学生体防御医学研究所 渡邊 美幸
骨代謝と慢性炎症 大阪大学 菊田 順一
臓器連関と慢性炎症 東北大学 高橋 圭
肥満と慢性炎症 東京大学 山内 敏正
代謝ストレスと慢性炎症 東京医科歯科大学 蜂屋 瑠見
細胞老化と慢性炎症 新潟大学 南場 一美
慢性炎症と痒み 九州大学 津田 誠
【慢性炎症と疾患】
慢性アレルギー性炎症誘導における病原性CD4 T細胞の役割… 千葉大学 平原 潔
慢性炎症と炎症性腸疾患 ロックフェラー大学 筋野 智久
神経疾患と慢性炎症 大阪大学 山下 俊英
自己免疫疾患と慢性炎症Tfh 細胞の病的意義 産業医科大学 中山田 真吾
自己免疫性関節炎を惹起するヘルパーTサブセットと認識自己抗原 京都大学 廣田 圭司
COPDと慢性炎症 大阪大学 玄山 宗到
大型血管炎に対する抗interleukin-6 受容体抗体療法 国立循環器病研究センター研究所 中岡 良和
慢性炎症とウイルス持続感染 大阪大学免疫学フロンティア研究センター 安居 輝人
慢性炎症と発がん 金沢大学がん進展制御研究所 大島 浩子
肺がん微小環境の炎症とがん免疫療法 大阪大学免疫学フロンティア研究センター 小山 正平

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