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最新医学 72巻7号(通巻924号)

特集 重症喘息 -基礎から臨床まで-
                       



「最新医学」72巻7号特集は「重症喘息 -基礎から臨床まで-」です。


  吸入ステロイド薬療法が喘息の標準治療として確立し、ガイドラインを通じて普及したことで喘息患者のコントロールは著しく改善しましたが、標準治療ではコントロールできない重症喘息の患者さんが全体の5~10%程度残されており重要な臨床課題となっています。
 本特集では重症喘息の病型やバイオマーカー、重症化要因や周辺病態、更に1990年代に登場したロイコトリエン受容体拮抗薬以来長く画期的新薬がなかった喘息治療領域で開発が進んでいる抗体薬や新しい治療法など重症喘息の基礎から臨床までを国内の第一線でご活躍されている先生方に詳しくご解説して頂きました。
 また巻頭座談会では喫煙によって喘息と慢性閉塞性肺疾患の病態が合併したAsthma COPD Overlap Syndrome(ACOS)の詳しい解説、重症喘息診療の現状や治療の中で見過ごされがちなポイントなども分かり易くお話し頂きました。
 日常診療でも接することの多い喘息研究の最前情報を是非、本書を手に取ってお確かめ下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 東海大学 浅野 浩一郎
[座談会]
重症喘息診療up–to–date 鹿児島大学 井上 博雅
帝京大学 長瀬 洋之
(司会) 東海大学 浅野 浩一郎
[特集]
重症喘息の診断基準と病型分類 慶應義塾大学 鎌谷 高志ほか
重症喘息のバイオマーカー 京都大学 松本 久子
喘息重症化因子
 1.ウイルス 埼玉医科大学 中込 一之
 2.真菌 東邦大学 松瀬 厚人
 3.肥満 北海道大学 今野 哲
 4.喫煙(Asthma–COPD Overlap) 山形大学 柴田 陽光
重症喘息関連疾患
 1.アスピリン喘息 相模原病院 三井 千尋ほか
 2.好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 埼玉病院 釣木澤 尚実ほか
 3.好酸球性副鼻腔炎(分子病態を含めて) 福井大学 藤枝 重治ほか
重症喘息の新規治療
 1.抗IgE抗体 昭和大学 田中 明彦ほか
 2.抗IL-5抗体 埼玉医科大学 赤上 巴ほか
 3.抗IL-4/IL-13薬 鹿児島大学 三山 英夫ほか
 4.気管支サーモプラスティ 獨協医科大学 石井 芳樹
痛みのClinical neuroscience
(25) Sensory-Motor Integrationと痛みの慢性化(或いは脳の勘違いと痛み) 東京大学 住谷 昌彦ほか
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(46)  コレステロール代謝と関連疾患 —Brown博士,Goldstein博士のノーベル生理学・医学賞受賞まで〜受賞後— 国立長寿医療研究センター 荒井 秀典
トピックス
多発性内分泌腫瘍症のガイドラインの活用 札幌医科大学 櫻井 晃洋
IgG4関連膵・胆管炎の疾患スペクトラム 神戸大学 全 陽
症例
胆囊摘出術後7年を経過し,下血で発症した横行結腸硬化性腸間膜炎の1切除例 大阪府済生会野江病院 壷井 邦彦ほか

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