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最新医学 72巻10号(通巻927号)

特集 甲状腺臨床の最前線
                       



「最新医学」72巻10号特集は「甲状腺臨床の最前線」です。


 超音波で甲状腺を検査すると約40%の患者さんには何らの所見が認められ、更に成人の約10%には乳頭 がんが潜在性がんとして存在していると言われています。また、潜在性の甲状腺機能異常は年齢とともに 増加し70才以上では約15%に認められることもあり我が国の甲状腺疾患の患者数は1000万人を超えていま す。
 一方で甲状腺がんに関しては2011年に発生した福島第一原子力発電所事故がどの様な影響を及ぼすのか が注目されています。
 本特集では「甲状腺臨床の最前線」と題して最新の研究成果から甲状腺疾患や甲状腺がん診療の現状に ついて世界をリードする先生方に詳しくご紹介頂きました。
 また巻頭の座談会では臨床の最前線でご活躍されている先生方をお迎えして甲状腺疾患(機能低下症、 機能亢進症)診療の現状から開発が進む甲状腺がんの分子標的薬まで分かり易くお話し頂きました。 
 様々なガイドラインの作成や甲状腺がんに対する新薬の登場,あるいは新たながんの分類など新展開を 迎える甲状腺臨床の最新の話題をすべて網羅した一冊です。
 是非、ご一読頂き日常の診療にお役立て下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 群馬大学 山田 正信 1359
[座談会]
甲状腺学の基礎と臨床 ―現状と今後の展開― 伊藤病院 吉村 弘 1361
日本医科大学 杉谷 巌
(司会) 群馬大学 山田 正信
【基礎】
T3による甲状腺刺激ホルモンβ遺伝子の転写抑制 ―負の調節は解明できるか?― 浜松医科大学 黒田 豪ほか 1373
遺伝子発現制御を介さない甲状腺ホルモンの作用 名古屋大学 林 良敬 1378
TRHの発見から半世紀 ―新たな展開― 群馬大学 渋沢 信行ほか 1384
【バセドウ病と甲状腺機能異常】
バセドウ病のモデル動物 長崎大学 永山 雄二 1392
バセドウ病と遺伝 ―GWAS研究,抗甲状腺薬による無顆粒球症の関連遺伝子― 和歌山県立医科大学 赤水 尚史 1398
甲状腺クリーゼのエビデンスに基づく治療法 ―日本におけるガイドライン作成について― 東京女子医科大学 磯崎 収ほか 1403
妊娠と甲状腺疾患 国立成育医療研究センター病院 荒田 尚子 1410
【TSH不適切分泌症候群】
甲状腺ホルモン不応症の発症機構から診断アルゴリズム,TRα異常まで 村瀬病院 石井 角保 1418
TSH産生下垂体腫瘍の発症機構は解明されたか? 群馬大学 堀口 和彦ほか 1424
【甲状腺がん】
甲状腺がんの遺伝子変異 長崎大学 光武 範吏 1432
甲状腺がん取り扱いの変遷 ―ガイドラインにみる日米関係― 神甲会 隈病院 宮 章博ほか 1439
甲状腺がんの分子標的薬の最前線 日本医科大学 岡村 律子ほか 1446
放射線と甲状腺 ―チェルノブイリと福島の事実から― 長崎大学 山下 俊一 1452
痛みのClinical neuroscience
(28) 痛みと自律訓練法 愛知医科大学 芦原 睦ほか 1460
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(49) DNAの二重らせん構造発見 JT生命誌研究館 中村 桂子 1465
トピックス
急性肺塞栓症治療のUp–to–Date 陽だまりの丘なかむら内科 中村 真潮 1469
先進医療:HER2陽性乳房外パジェット病に対する抗HER2抗体治療 慶應義塾大学 舩越 建 1475

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