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最新医学 73巻2号(通巻932号)

特集 がん免疫療法の新たな展開
                       



「最新医学」73巻2号特集は「がん免疫療法の新たな展開」です。


 免疫チェックポイント阻害剤(PD-1/PD-L1・CTLA4阻害抗体など)やキメラ抗原受容体発現T細胞療法などの開発が進んでおり現在、日本ではメラノーマ、非小細胞性肺がん、腎細胞がん、ホジキンリンパ腫、頭頸部がんや胃がんに対して免疫チェックポイント薬が承認されています。
 特にホジキンリンパ腫では劇的な効果が認められる一方で固形がんでは全く効果を示さない患者もおりメラノーマでも10~30%程度の奏効率にとどまっておりその層別化が求められています。
 本特集ではがん免疫療法の歴史から展望、様々ながん免疫療法の開発状況やバイオマーカーなどについて世界をリードする研究者の先生方に詳しくご紹介頂きました。
 また巻頭鼎談では最先端でご活躍されている先生方をお招きして免疫チェックポイント阻害薬の現在の状況,非常に大事なトピックであるバイオマーカー研究について「個別化と複合化」をキーワードにお話し頂きました。
 現在のがん免疫療法が一望できる一冊です。是非多くの先生方にご覧頂きご参考にして頂きたいと思います。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 山口大学 玉田 耕治 159
[座談会]
がん免疫療法のさらなる発展のために:克服すべき課題と新しい戦略 東京大学 垣見 和宏 161
国立がん研究センター 北野 滋久
(司会) 山口大学 玉田 耕治
【特集】
がん免疫療法の歴史と今後の課題 国立がん研究センター 清水 康博ほか 174
免疫チェックポイント阻害剤
-メカニズムと治療効果、有害事象-
京都大学 濱西 潤三 182
がん免疫における制御性T細胞の機能 国立がん研究センター 熊谷 尚悟ほか 195
樹状細胞を利用したがん免疫療 理化学研究所 藤井 眞一郎 202
がん免疫アジュバント 医薬基盤・健康・栄養研究所 中川 貴之ほか 209
腫瘍ネオアンチゲンを標的とした免疫療法 米国国立がん研究所 花田 賢一 217
代謝と抗腫瘍エフェクターT細胞 岡山大学 木村 裕司ほか 224
TCR遺伝子改変T細胞療法 長崎大学 池田 裕明 230
キメラ抗原受容体T細胞療法 自治医科大学 永山 隆史ほか 237
iPS技術を応用したがん免疫療法
-幹細胞生物学、腫瘍免疫学、遺伝子治療学の融合が生み出しつつあるもの-
京都大学 金子 新 246
がん免疫療法におけるバイオマーカー開発 東京大学 佐藤 靖祥ほか 252
がん免疫療法の臨床試験の現状と展望 国立がん研究センター 北野 滋久 259
個別化・複合がん免疫療法の開発に向けて 慶應義塾大学 河上 裕 268
痛みのClinical neuroscience
(32) 運動器の痛み 4.慢性腰痛に対する対応:
『腰痛ガイドライン2012』を踏まえて
福島県立医科大学 白土 修 274
トピックス
B型肝炎に対する新規クラス治療の開発状況 北海道大学 森川 賢一ほか 281

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