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最新医学 74巻2号(通巻944号)

特集 バイオインフォマティクスの進展・臨床応用
                       



「最新医学」74巻2号特集は「バイオインフォマティクスの進展・臨床応用」です。


 次世代シークエンサー(NGS)の登場とコンピュータ機器の飛躍的な進歩は生命現象解明に大きな貢献を果たす一方で病気や形質に関連する遺伝子やタンパク質の情報量は爆発的に増大しその膨大な情報量ゆえに解釈や意義付けが非常に困難になっています。
 バイオインフォマティクスとは様々な病気や形質にかかわる因子を情報解析の観点から明らかにする学問分野であり医学領域においてその重要性が非常に高まっていますが実際にバイオインフォマティクスを使いこなす研究者がまだまだ少ないのが現状です。
 今回の特集では複雑化・専門化に進むバイオインフォマティクス分野の第一線で活躍されている研究者の先生方に最新知見を中心に分かり易く解説をお願いしました。
 また巻頭鼎談ではバイオインフォマティクスの若手研究者のホープとして活躍されている先生方をゲストに迎えバイオインフォマティクスの現状や展望・人材育成など興味深い話題について詳しくお話し頂いております。
 現代の医学研究において一躍主役に躍り出たバイオインフォマティクスの最新の研究成果とこれからの展望をまとめた一冊となっています。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 大阪大学 岡田 随象 169
[鼎談]
バイオインフォマティクスを使い倒すために必要なこと 金沢大学 細道 一善 171
九州大学 秋山 雅人
(司会) 大阪大学 岡田 随象
【総説】
代謝・循環器疾患の大規模ゲノム解析の現状 大阪大学 鈴木 顕 185
ゲノム情報を用いた日本人集団構造の解析 国立国際医療研究センター 竹内 史比古 191
日本人一般集団における遺伝性疾患原因バリアントの実態調査 東北大学 山口 由美 199
全エクソーム解析による疾患遺伝子の同定
―侵襲性歯周炎のNOD2遺伝子の変異の同定―
東京医科歯科大学 須藤 毅顕ほか 207
次世代シークエンスデータと国際データベースを用いたHLA遺伝子型の決定 京都大学 川口 修治ほか 214
量的形質のゲノム解析と横断的オミクス解析の実践 ハーバード大学 金井 仁弘 220
次世代シークエンサーを活用したエピゲノム解析 サンガー研究所 熊坂 夏彦 227
プロテオミクスがひもとく炎症性呼吸器疾患 大阪大学 矢賀 元 233
コホート研究における多層オミクス情報解析 東北大学 小柴 生造 240
CyTOF®を用いた免疫細胞プロファイル解析 セントルイス・ワシントン大学 竹内 美子ほか 248
バイオバンク・ジャパン保有試料検索システムと臨床情報データベース 東京大学 平田 真 254
IRUD解析センターにおけるゲノム解析の臨床応用 大阪大学 朝野 仁裕ほか 260
がんゲノム医療中核拠点病院としての取り組み 大阪大学 谷内田 真一 267
製薬企業におけるバイオインフォマティクスの活用
―ヒトのビッグデータに基づいた創薬ターゲット探索―
武田薬品工業株式会社 門城 拓ほか 275
特報 第55回(2018年度)ベルツ賞受賞論文2等賞
エピジェネティクスによる器官構築と維持の制御 理化学研究所 古関 明彦 282

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