最新医学 73巻10号

特集
「自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症の臨床と病態理解」
     

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・2018年10月10日発行





特集
 「最新医学」73巻10号特集は「自閉スペクトラム症と注意欠如・多動症の臨床と病態理解」です。


 神経発達症全体に共通する特徴として、①症状が年齢とともに刻々と変化すること、②適応の程度は環境との関わり、養育の在り方や療育などによって著しい幅が生じること、③それぞれの特性はスペクトラムであること、④したがって診断閾値以下の特性を持つ児・者が数多く存在すること、⑤神経発達症は互いに並存することが多い(ASDとADHDなど)こと、などが挙げられます。
 今回の特集である自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder、ASD)と注意欠如・多動症(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder、ADHD)は、「神経発達症」のなかで臨床的な位置づけや頻度などから、その中核をなすものであり上記の5つの特徴をもっとも色濃く有している疾患です。
 本企画では神経発達症、ASDとADHDについて、概念と定義、診断基準・鑑別診断、病因仮説、最近の生物学的知見、治療・支援、などについて各領域の専門家に詳しく解説して頂きました。
 また巻頭鼎談では生育過程や環境との相互作用により不適応が顕在化したり、病像がより複雑化することなど神経発達症を理解する上で重要な知見についてゲストの先生方を交えて分かり易くお話し頂きました。
 近年、一般の方々にまで疾患の名称だけが浸透してしまった感がある神経発達症、ASDとADHD研究の今をぜひ本書でお確かめ下さい。



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