最新医学 74巻 6号

特集
「脳血管と認知症」
     

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・2019年6月10日発行





特集
 「最新医学」74巻6号特集は「脳血管と認知症」です。


 我が国における認知症の患者数は500万人、その予備軍である軽度認知障害と合わせると患者数は900万人と言われており大きな社会問題となっています。また認知症の中でもアルツハイマー病が約60%と大半を占め、次に患者数の多い血管性認知症が約20%となっていますが両方を合併する混合型認知症は55%であり最も多い病型は混合型認知症であるとも言われています。
 一方で慢性の脳低灌流は血管性認知症の主要病型である皮質下血管性認知症の白質病変の成因であるばかりではなく、海馬の神経細胞死にも関与していることが最新の研究によって報告されています。また学習・記憶機能障害を発症する慢性脳低灌流動物モデルの開発などにより脳血管因子の様々な異常が認知症発症に関連することが解ってきました。
 本特集では脳血管と認知症の関係について基礎研究から実際の臨床でのリスクについて国内の最前線でご活躍されている先生方に解説頂きました。また巻頭鼎談では基礎と臨床の専門家をゲストにお招きして認知症研究の最新情報やコホート研究やメタ解析に基づく様々な生活習慣病と認知症の関連について分かり易くご紹介頂きました。
 今後、超高齢化社会を迎える我が国において喫緊のテーマである認知症の展望が見渡せる一冊になっています。

寄稿文
終わりの始まり―最新医学の最終号に寄せて―
(京都大学名誉教授 日本学士院幹事 井村 裕夫)

最新醫學に対する思い出
(公益社団法人地域医療振興協会会長 髙久史麿)

最新医学廃刊を聞いて
(九州大学医学部病態修復内科(第一内科)教授 赤司浩一)

最新醫學の編集にかかわった思い出
(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科臨床感染症学分野教授 泉川公一)

最新医学の思い出―初めての論文投稿―
(京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学教授 稲垣暢也)

最新医学に掲載された文章
(名古屋大学大学院医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野教授 尾崎紀夫)

「最新医学」の思い出
(大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学教授 熊ノ郷淳)

最新医学編集委員を担当して
(北海道大学大学院医学研究院内科学講座消化器内科学教室教授 坂本直哉)

「最新醫學」編集委員の思い出
(京都大学脳神経内科教授 髙橋良輔)

最新醫學の編集委員を担当して
(徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野教授 西岡安彦)