最新医学 73巻12号

特集
「エビデンスに基づく新しい腎臓病診療」
     

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・2018年12月10日発行





特集
 「最新医学」73巻12号特集は「エビデンスに基づく新しい腎臓病診療」です。


 我が国の人口構成比がより高齢化が進むのに伴い生活習慣病を起因とする腎疾患者数の増加も続くことが予想されています。更に慢性腎臓病(CKD)が進行して末期腎不全になると透析や移植が必要となり患者さんのQOLは大きく損なわれます。更に透析や移植に伴う医療費も高額となるため国民医療費を圧迫し大きな社会問題となります。 
 その一方でCKDは早期に対処すれば重症化を抑制できることから厚生労働省は2028年までに慢性腎臓病の年間新規透析導入患者数を35,000人以下に減少させるなどの成果目標を盛り込んだ「腎疾患対策検討会報告書」を2018年7月に公表しました。更にそれに時を合わせるように2018年5月に日本腎臓学会も専門医から非専門医であるかかりつけ医までを対象とした「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018」を改訂・刊行し腎臓病診療の改善、腎臓病の克服、国民の健康寿命延伸を目指しています。
 今回の特集では日本腎臓病学会から公表されている各ガイドラインの作成・改訂に直接関与された先生方に各ガイドラインを詳しくご解説頂きました。
 また巻頭の鼎談ではCKD診療ガイド・ガイドライン改訂委員会のワークンググループのリーダーを務められた先生方をゲストにお招きして、ガイドライン改訂の経験談や腎疾患領域におけるGRADEシステムの問題点、更に他の疾患領域にも通じる我が国のガイドラインのあり方や意義について率直にご討論頂きました。
 現在、刊行されている腎臓関連のガイドラインの解説はもちろんの事、実際にガイドラインを作成されている先生方の声をぜひ本書をご覧になってお確かめ頂き日常診療にお役立て下さい。



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