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最新医学 72巻8号(通巻925号)

特集 肺高血圧症 -診断と治療の新展開-
                       



「最新医学」72巻8号特集は「肺高血圧症 -診断と治療の新展開-」です。


 肺高血圧症は心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が膠原病や肝硬変など様々な原因により高くなる疾患ですが初期の段階では自覚症状に乏しく労作時の息切れなどが現れた時点ではすでに心機能はかなり弱くなっています。
 以前は3年以内に約半数の患者さんが右室不全で亡くなる非常に予後の悪い疾患でしたが1999年に血管拡張薬であるプロスタグランジン製剤が登場し、その後も様々な種類の治療薬も使用可能となるとその治療は様変わりと呼んでも良いような顕著な進歩を遂げています。
 今回の特集では国内の肺高血圧症診療の最前線でご活躍されている先生方に進歩の速い臨床トピックスを詳しく解説して頂きました。
 また巻頭座談会では肺高血圧治療の概念を大きく変え、治癒のために更なる検討を進めておられる先生方をゲストお迎えし、肺高血圧治療の歴史から現状・将来の展望までをお話し頂きました。
 最新の肺高血圧治療の現状に関する知見を短時間に得ることができる一冊です。是非ご覧下さい。

論文題名

著者所属

著者名

通巻頁
序論 杏林大学 佐藤 徹
[座談会]
重症喘息診療up-to-date 岡山医療センター 松原 広己
国立循環器病研究センター 大郷 剛
(司会) 杏林大学 佐藤 徹
[特集]
肺高血圧症の治療目標は肺動脈圧の低下である 岡山医療センター 松原 広己
肺高血圧症の治療目標は肺動脈圧の低下である−肺動脈圧低下による肺動脈の逆リモデリング 九州大学 阿部 弘太郎
プラスタグランディン系注射薬は、こう使うと予後・QOLが改善する 国際医療福祉大学三田病院 田村 雄一
肺高血圧症病理研究の発展 国立循環器病研究センター 植田 初江
肺動脈性肺高血圧症基礎研究の画期的進歩 岡山大学 中村 一文
Upfront combination治療により肺動脈性高血圧症の予後は格段に改善した 国立循環器病研究センター 大郷 剛
膠原病性肺高血圧症の基礎研究、診断、治療の発展 東京女子医科大学 川口 鎮司
先天性心疾患による肺動脈性高血圧症でも、シャント孔閉鎖が有用である 岡山病院 赤木 禎治 
肺静脈閉塞症の診断・治療はここまで進歩した 国立病院機構岡山医療センター 小川 愛子
左心系疾患による肺高血圧症の診断・治療の発展 東京大学 波多野 将
慢性肺血栓塞栓症における基礎研究の進歩 千葉大学 坂尾 誠一郎
肺疾患による肺高血圧症の治療と予後も改善されつつある 千葉大学 田邉 信宏
慢性肺血栓塞栓症は、カテーテル治療が非常に有用である 杏林大学 伊波 巧
痛みのClinical neuroscience
(26) 神経内科疾患と慢性疼痛 獨協医科大学 星山 栄成
ノーベル賞と医学の進歩・発展
(47)  カール・ランドシュタイナー ―20世紀の生んだ医の巨人― 中央診療所 泉 孝英
トピックス
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