著者は呼吸器内科医として主に、間質性肺炎、膠原病、サルコイドーシスなどを専門とし、長い間、ステロイド薬治療に常に直面してきました。この経験がこの本の中で活かせればと考えています。    「序」より

書名 最新医学新書14
ステロイド薬治療
著者  長井 苑子
定価 本体 1,000 円 +税
発行年月日 2015年9月
頁数 165頁
ISBN 978-4-914909-59-81
分類コード C3047
目次 目次

ステロイド薬治療
第1 章 ステロイド薬とは ………………………………………16
Q 1 ステロイドとはどういう物質ですか? ………………………17
Q 2 ステロイドホルモンは体のどこで作られますか?…………19
Q 3 ステロイドホルモンを治療薬剤として使ってきた歴史について教えてください.…………………19
Q 4 ステロイドホルモンを治療薬として用いる病気にはどのようなものがありますか?………………………………20
Q 5 ステロイドホルモンは正常(生理的)に作られているのに治療薬としても必要ですか?………………………21
Q 6 炎症や免疫反応が関連する病気に対してステロイド薬は,基本的にホルモンであるのに,治療薬となるのですか?……………………22
Q 7 ステロイド薬の治療効果は,どのようなものですか?………22
サイドメモ <ステロイドビジネス(アトピービジネス)> ………23
第2 章 ステロイドホルモン( 副腎皮質ホルモン:糖質コルチコイド)についての基礎知識 ……………………………………26
Q 8 ステロイドホルモンは,体の中でどのような作用を発揮しますか?…26
Q 9 ステロイドホルモンの産生はどのように 調節されていますか?……27
Q10 ステロイドホルモンは細胞の中でどのようにして作用しますか?…28
Q11 ステロイドホルモンには日内変動がありますか? …………30
Q12 ステロイドホルモンは血中の量がその働きを示していますか? …30
Q13 ステロイドホルモンの活性の調節はどのように されていますか?…32
Q14 ステロイドホルモンの調節と,病気やストレスの 関係について説明してください.……………………………33
Q15 ステロイドホルモンは一度産生されると,ずっと血中や組織にとどまっているのですか?……………34
Q16 ステロイドホルモンは糖尿病を引き起こすといわれて いますが,本来,副腎皮質ホルモンの作用に そのような働きがあるのですか?…35
Q17 ステロイドホルモンは肥満と関係ありますか?……………35
Q18 クッシング病について教えてください.……………………36
Q19ステロイドホルモンは,糖,脂肪以外にも影響を与えますか?……37
Q20ステロイドホルモンは循環器系へ正常(生理的)では どのような影響を与えますか?………………………………38
Q21ステロイドホルモンは,ナトリウムやカリウムなどに正常(生理的)ではどのような影響を与えますか?………38
Q22ステロイドホルモンは中枢神経系へ正常(生理的)ではどのような影響を与えますか?……………………………39
Q23ステロイドホルモンはいわゆる結合組織へ正常(生理的)ではどのような影響を与えますか?…………39
Q24ステロイドホルモンは肺へ正常(生理的)ではどのような影響を与えますか?………………………………40
Q25ステロイドホルモンは骨およびカルシウム代謝へ正常(生理的)ではどのような影響を与えますか?…………41
Q26成長と発達への影響はありますか?…………………………41
Q27生殖機能への影響はありますか?…………………………… 42
Q28 ストレスへの反応はどのようなものですか? ………………42

Q29 ステロイドホルモンは,正常(生理的)でも免疫反応や炎症反応を調節するのですか? これが,リウマチや
膠原病の治療薬として使われている理由ですか?…………43
Q30 免疫反応を抑制する過程を少し簡単に教えてください.………43
Q31 ステロイドホルモンが働きにくいという場合がありますか?……44
Q32 ステロイドホルモンは血液細胞へ正常(生理的)ではどのような影響を与えていますか? ………………………44
Q33 ステロイドホルモンは神経系へ正常(生理的)ではどのような影響を与えていますか? …………………………45
第3 章 治療薬としてのステロイドホルモン(糖質コルチコイド)48
Q34 ステロイドホルモンを治療薬(ステロイド薬)として用いる場合の治療効果や副作用に影響する因子について教えてください.……………48
Q35 ステロイド薬を大量に注射で使う時と,経口的に飲む場合とでは,どれくらいの違いがありますか?………48
Q36 ステロイド薬の治療効果はどのようにして評価するのですか?……49
Q37 治療効果を示す最小必要量を決めるこつがありますか?………49
Q38 ステロイド薬の働き方には,個人差がありますか? …………51
Q39 ステロイド薬を飲む場合,腸から吸収されますか? …………52
サイドメモ <病気の性質と経過を知って治療してほしい!> ………53
Q40 ステロイド薬は吸収されてからどのように処理されますか?……54
Q41 ステロイド薬の種類と強さの違いについて教えて ください.………55
Q42 ステロイド薬の代謝のされかたにも違いがありますか?…………57
Q43 ステロイド薬は服用途中で中止できますか?………………58
Q44 どれくらいの治療薬の量と期間でしたら,一気に中止しても副作用を心配しなくてもいいのですか?……………58
Q45 治療効果を最大にして,副作用を減らすことは できますか? ……59
Q46 ステロイド薬を減量する時に再発しない, 離脱症状が起こらない方法がありますか?…………………60
サイドメモ <ステロイド薬の使い方:私の経験から> …………61
Q47 ステロイド薬としては種々の種類がありますが, これらはどのように使えばいいのですか?…………………62
Q48 実際には,ステロイド薬にはどのような種類や 剤型がありますか?……………………………………………62
Q49 医療保険で使われているステロイド薬について 教えてください.……63
Q50 ステロイド薬はどのようにして投与されるのですか?……64
Q51 ステロイドパルス療法についてもう少し教えてください.……………65
Q52 ステロイド薬の治療量はどのようにして決められますか?…66
Q53 治療中にステロイド薬の量を減量していく判断は どのようにされていますか?…………………………………67
Q54 ステロイド離脱症候群とはどういうことですか?…………68
Q55 ステロイド離脱症状を防ぐために検査などで 用いられるものがありますか?……………………………… 70
Q56 ステロイド薬の投与方法で副作用に違いがでますか? ……71
第4 章 ステロイド薬の副作用について ………………………74
Q57 ステロイド薬の副作用がでる状況と,種類はどのようなものですか?………………………………74
Q58 中枢神経系への副作用とは?…………………………………76
Q59 ステロイドで白内障が起こることについて.………………77
Q60 ステロイド薬を用いていると緑内障になるといわれていますが.……77
Q61 ステロイド治療中に,ほかに眼のことで注意することがありますか?…………………………………………………78
Q62 循環器系への影響は?…………………………………………78
Q63 ステロイド薬と高血圧の出現についてはかならず起こりますか?…79
Q64 ステロイド薬により筋力が低下してきますか? ……………80
Q65 ステロイド薬により骨粗しょう症になりやすいといわれていますが…81
Q66 骨密度の測定や骨折の有無の評価について教えてください.……82
Q67 ステロイド薬による骨密度低下や,骨折の危険性のある場合には,骨粗しょう症の治療をすればよいのですか?82
Q68 皮膚への副作用について教えてください.…………………83
Q69 ステロイド薬投与中に帯状疱疹がでてきた場合には,ステロイド薬治療は継続してよいのですか? ……………85
Q70 血液検査にみられるステロイド薬治療の影響と,副作用に関連して考えるべき点を教えてください.………85
Q71 ステロイド薬治療中に起こる日和見肺炎について教えてください.普通の肺炎と違いますか?………………86
Q72 ニューモシスチス肺炎は,後天性免疫不全, AIDS患者でよくかかる病気と聞いていますが, ステロイド薬投与中の患者にも起こるのですか?…………88
サイドメモ <副作用については,患者さんが自分の日常生活 の中で十分に観察しよう>…………………………90
第5章 臓器別ステロイド薬治療 …………………………………92
Q73 脳や脊髄の病気にステロイド薬は使われていますか?……92
Q74 耳鼻科の扱う病気でステロイド薬がよく使われる 病気と,その治療について.……………………………………94
Q75 眼の病気にステロイド薬を用いる場合について 教えてください.…95
Q76 循環器の病気ではステロイド薬はどのように 使われていますか?…96
Q77 呼吸器系の病気でステロイド薬治療効果を示すものには どのようなものがありますか?…………………………97
Q78 呼吸器系の病気でステロイド薬を使ってはいけない ものがありますか?………………………………………97
Q79 気管支喘息はステロイド薬治療が有効な病気ですか?……98
Q80 気管支喘息の治療の中で,ステロイド薬治療の 位置づけを教えてください.…………………………………99
Q81 ステロイド薬吸入療法に用いるステロイド薬について 教えてください.……………………………………………102
Q82 ステロイド薬吸入療法により副作用はでますか?…………104
Q83 間質性肺炎のステロイド薬治療について教えてください.……105
Q84 ステロイド薬が効かない間質性肺炎があるということ ですが,どのようなことでしょうか?……………………109
Q85 サルコイドーシスは全身に起こる病気ですが,ステロイド薬治療はどのように考えられていますか?……111
Q86 サルコイドーシスでステロイド薬治療が必要な場合について教えてください.……………………………………112
サイドメモ <生物製剤はサルコイドーシスの治療薬になりうるか?>…114
Q87 サルコイドーシスではステロイド薬治療の量と期間はどのようにして決められていますか?……………………115
Q88 サルコイドーシスのステロイド薬治療と,メトトレキサート治療の併用がいわれていますが,教えてください.116
サイドメモ <メトトレキサートによるステロイド節約作用と維持療法> …120
Q89 サルコイドーシスでは,にきび菌が原因菌だといわれているようですが,この菌に対する抗生物質の治療は効果がありますか? …………121
Q90 膠原病とはどのような病気で,ステロイド薬治療はどのようにされているかを教えてください.………………122
Q91 膠原病肺も,膠原病と同じようにステロイド薬で治療すればよいのですか? …………………………………123
Q92 肝臓の病気とステロイド薬治療について …………………125
Q93 胃腸の病気とステロイド薬治療について …………………126
Q94 腎臓の病気とステロイド薬治療について …………………127
Q95 皮膚の病気と外用剤について ………………………………128
Q96 皮膚の病気でステロイド薬を経口的に服用することもありますか? ………………………………………………129
Q97 血液の病気とステロイド薬治療について …………………130
Q98 悪性疾患の治療にステロイド薬は使われていますか?……133
Q99 妊婦へのステロイド薬の使い方について 教えてください.………134
Q100 高齢者へのステロイド薬の使い方について 注意すべきことを教えてください.…………………………136
Q101 小児へのステロイド薬の使い方は,大人とは違いますか?……137

付録 ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン:糖質コルチコイド)発見の歴史…………………………………………………… 140

索 引 …………………………………………………………… 148
参考文献 ………………………………………………………165


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