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うつ病に関して、現在最も重要と思われるテーマについて診療経験者には詳しく、初学者には入門書として活用できることをコンセプトに日本うつ病学会前理事長の神庭重信先生に編纂して頂きました。
精神科医はもとより、うつ診療に関わる医療関係者に広くご利用いただきたい一冊です。
書名 |
うつ病の臨床:現代の病理と最新の治療 |
編者 |
神庭 重信 編集 |
定価 |
本体 3,500 円 +税 |
発行年月日 |
2016年7月 |
ISBN |
978-4-914909-63-5 |
分類コード |
C3047 |
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うつ病の臨床:現代の病理と最新の治療
目 次
単行本化にあたり 3
連載開始にあたり 9
第1章 疾病について
うつ病の頻度と社会負担 15
診断と分類 19
うつ状態の鑑別診断 23
うつ病の遺伝環境相互作用 27
遺伝子発現からみたうつ病の神経科学 32
うつ病と糖尿病 38
うつ病とがん 42
うつ病と睡眠 47
うつ病と認知症 51
脳血管障害とうつ病 55
社会心理学から見た現代日本社会のうつ 59
「こころの風邪」はうつ病ではない 64
現代型うつ病は病気か 68
メランコリア概念をめぐって 72
若年者の非定型的なうつ病 79
児童・思春期のうつ病とその治療 84
女性とうつ病 89
双極性うつ病 93
DSM-5の抑うつ障害の診断基準について 96
第2章 治療について
治療総論 105
日本うつ病学会の治療ガイドライン:軽症うつ病 109
うつ病の治療ガイドライン:中等症~重症 113
抗うつ薬の適正使用 117
うつ病の経過と治療 122
うつ病,抗うつ薬と自動車運転 126
うつ病のゴール 131
うつ病のリワーク 134
うつ病の自殺予防 140
支持と共感の技-自己愛の視点から見たうつ病へのアプローチ- 144
特別な精神療法 (1)認知行動療法の応用 148
特別な精神療法 (2)対人関係療法(IPT)の応用 152
うつ病の森田療法 156
精神分析の立場でうつ病を扱うこと 160
第3章 サポート体制
企業のうつ病等メンタルヘルス不調対策の現状 167
労災認定基準の考え方と「うつ病」 173
一般科医・精神科医連携を考える
-大阪におけるG-Pネット構築の経験より- 177
「うつからの卒業」を目指して 181
双極性障害の当事者会 187
新しいうつ病治療の可能性 191
第4章 新しいうつ病治療
うつ病の Brain Stimulation 療法-経頭蓋磁気刺激(TMS)- 199
脳深部刺激(DBS) 202
薬物療法 207
座談会
うつ病とは何か?どう対処すればよいのか? 213
略語 230
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